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子どもの英語教育はいつから始める?始めるときの基準となる考え方を幼児教育講師が教えます!

子育て勉強会TERU幼児教育講師/家庭教育アドバイザー

こんにちは!幼児教育講師のTERUです!

今回は前回に引き続き『子どもの英語教育』をテーマにお話しさせていただきます。

>>前回の記事はこちら

【英語学習のために知っておくべきこと】

①人は目的や環境がないと言語を習得できない

  • 定期的に英語で話す友達がいる
  • 家族の中に英語しか話せない方がいる
  • 海外に留学している
  • 英会話教室で毎週英語で話す時間がある

そういった英語を絶対に使わないといけない明確な目的や環境があることが英語学習には一番効果があると言われます。

ですから、英語学習はどれだけ環境を作ってあげるかが大事と言えますね。

②赤ちゃんは特に生身の相手から学ぶのが一番効果が高い

ワシントン大学の研究で、英語しか話さない両親の赤ちゃんに4週間にわたり、週3回25分ずつ中国人と一緒に本読みと遊びを行わせました。

そうすると、遅くとも1ヶ月後には赤ちゃんは台湾で生まれた赤ちゃんと同程度に中国語の母音と子音を聞き分けていることが分かったそうです。

ですが、これと同じ実験を人ではなくテレビやテープで行った赤ちゃんは、ほとんど学ぶことができなかったそうです。

2歳くらいを過ぎると、スクリーンから学ぶことができるようになっていくと言われますが、それでも実際の人とのコミュニケーションには敵わないと言われます。

③習得後に継続的に環境を作ってあげないと忘れていってしまう

人間の脳は必要がないと判断したものについてはどんどん脳内から削っていきます。

特に幼児の内はその力が強く、赤ちゃんの時から熱心に英語教育に力を入れても、その後使う環境が無いと結局脳が必要ないと判断して最終的に早期教育をした意味がなくなってしまう場合も多いです。

継続的な英語環境を作るのが難しいと感じるなら、英語学習開始は焦る必要はないかもしれないということですね。

④子ども時代は楽しいことが大事

特に幼児期は非常にあいまい性が強い時期です。

日本語でも、子どもは何度聞いてもちょっと間違った言い方をしていたり、何となくの理解で話していたりすることが多いと思います。

日常生活の中での言い間違いは、親としては可愛いと思うことが多いと思いますが、それが英語学習などに置き換わると一変してしまう事があります。

ちょっと発音を間違えただけで「違う!〇〇だよ!」などとしつこく指摘をしていると、子どもは楽しくありません。

そして、何度も違うと言われることで「僕は英語が苦手かも」と思うようになってしまいます。

こうなってしまったら言語学習は厳しいです。

多少間違っていても気にせず「話すことが楽しい!」「僕の言葉が通じた!」などという経験を多くさせて、「英語って楽しい!」と思わせることが早期からの英語教育の最重要ポイントです。

⑤学校教育に向けた学習はしておいた方がいい

英語学習が楽しい!と思えるかのもう一つキーとなるのは『学校の英語の授業が楽しいかどうか』だと思います。

今は小学校においては中学年くらいから英語に触れることになりますが、その時に授業についていけなったり、分からないことが多いと「苦手」と思ってしまう可能性はあります。

反対に事前にちょっと英語について触れていると「知っている!」「分かる!」と感じることができ、英語を好きになれる可能性は高くなります。

そのためには

  1. アルファベットの読み書き
  2. アルファベットの歌が1曲歌える

この2つは学校での英語学習前に最低でも押さえておくと良いかもしれませんね。

⑥英語の聞き流しだけでの英語習得は期待しない方がいい

これは私の肌感覚に近いものになりますが、まず赤ちゃんの時から聞き流しの英語教材だけで英語が話せるようになったという例をほどんど聞いたことがありません。

さらに、早期からの聞き流しは子どもにとっての雑音になる可能性があるということも言われます。

私としても英語習得にはコミュニケーションの機会があることが前提だと感じています。

なので、早期から聞き流し教材を使うなら、1日30分くらいにして、それをお子さんが楽しんでいるかどうか、ストレスに感じていないかどうかを大切にしていく必要があるのかなと思います。

【お子さんの英語学習をどうしていくかを決めるときの基準】

ここまでの話を踏まえて、最後に私なりの考え方をお伝えします。

①ネイティブレベルの英語が必要なのか?を考える

ネイティブレベルの英語は果たして将来必要なのか。

発音はネイティブでなくてもいいから、まず日本語で深い思考ができるようになってから英語を学んでいけば良いと考えるのか。

まずはこれをご家庭の価値観で決めていくことで、いつから英語学習を始めていくかが変わっていきますよね。

②英語学習を開始してから、継続的に英語と触れられる環境を作れるかどうか

早期教育として熱心に英語教育を始めても、家庭の環境的に後々英語と疎遠になりそうだと感じるのであれば、その早期教育が無意味になってしまう可能性が高いかもしれません。

そのような場合であれば、小学校入学前後から始めて、そこから学校教育+英会話教室でしっかり継続していくという考え方もできますね。

③本人が楽しんでいるかどうかを大事にしながらやりすぎない

ここまで、やるのか?やらないのか?という極論みたいな話になりがちでしたが「早期からガツガツ英語教育は必要ないけど、やっぱり何かやっておいた方が良いのではないか」と思う方も多いと思います。

その場合、

  1. まずは日本語学習が軸と考えて、それを大切にする
  2. その中でやりすぎない程度に英語教材に楽しく触れていく
  3. 後は、学校教育に向けた学習は少しずつおこなっておく

ということが大事かなと思います。

現代は英語と触れることができるツールは山ほどありますから、それを色々と試してみて、“どれが英語をちゃんと習得できそうか”ではなく、『どれを子どもが一番楽しんでいるか』

その基準で選んでいけると良いのかなと思います。

あくまで私の実体験からのノウハウではなく、私個人の考えですので、そこはご理解ください。

いかがでしたでしょうか?

以上が、私が持っている英語教育の知識と私個人の英語教育の考え方です。

あいまいな部分が多かったとは思いますが、皆さんが英語教育を考えるときの助けになれば幸いです。

皆さんの子育てを応援しています!

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幼児教育講師/家庭教育アドバイザー

YouTube登録者11万人超。これまで1,200人を超える子どもの教育に携わらせてもらってきました。幼児教育現場で培った知識を世の親御さんにお届けし、親子共に成長できる子育ての実現を目的として活動しています。現在は、親御さん向けの子育てコミュニティの運営や、子どもの脳と心を育む子ども向け動画作成に力を入れています!

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