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AppleWATCHを装着できる高級腕時計という発想!

神田敏晶ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタント

KNNポール神田です!

Nico Gerard PINNACLE
Nico Gerard PINNACLE

米国のデザイナー Nico Gerardが、Apple Watchと合体する高級腕時計 PINNACLE シリーズを発表しました。アップルウォッチをバンドの反対側に着けた両面ウォッチ構造で、「スマートウォッチも伝統的な高級腕時計も両方着けたい、でも並べるのはありえない」という奇特な資産家(?)にアピールします。

出典:Apple Watchと合体する高級腕時計 PINNACLE。お値段100万円〜1400万円

AppleWATCHを裏面に装着できる高級時計が登場!PINNACLE by Nico Gerard

9300ドル(115万円)でただいま予約中だ。

https://www.nicogerard.com/nico-gerard-pinnacle

高級時計のベルトの反対側にAppleWATCHを装着するという発想そのものがユニークだ。

AppleWATCHは好きだが、さすがに発売してから2ヶ月もおんなじ時計を毎日しているのは時計フリークにはつらいものがある。そこでベルト側で工夫をしてAppleWATCHを取り付けてしまうのだ。これはすぐにでも欲しくなる…時計でなく、AppeWATCHを反対側に付けられるベルトがだ。

Nico Gerard PINNACLE
Nico Gerard PINNACLE

AppleWATCHの結合部分をよく見ると、AppleWATCHのマグネット結合ではなくリングを通しているだけだからやろうと思えばどの時計メーカーもできるサードパーティー市場だ。Appleとしては、マグネットベルトの特許で、「MFI認証(Made for iPhone)」のように一点につき4ドル(当初は10ドルもしくは販売価格の10%)のApple税を取りたいはずだ。しかし、このようにリングを通すパターンだとそのApple税から逃れてしまう。AppleWATCHのマグネット部分が特殊な機能を持っていればMFIが必要だろうけど、時計のベルトの反対側に取り付けたいだけならばリングを通すだけでも問題がないだろう。

むしろ、MFIのようなApple税を払ってでも、大手機械式メーカーがマグネット式ベルトを出してもらうことを望みたい。付け心地の問題があるのかもしれないが…。またはバックルに大きなロゴがあるメーカーが多いので、そのブランド感との兼ね合いかもしれない。…であれば、日本のサードパーティーが、ロレックスxx型対応ベルトや、オメガxx型対応ベルトを出せば良いのではないだろうか?ずっと、同じAppleWATCHを付けてそろそろ飽きてきているが、日々のログはとっておきたいという人のためにも…。

ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタント

1961年神戸市生まれ。ワインのマーケティング業を経て、コンピュータ雑誌の出版とDTP普及に携わる。1995年よりビデオストリーミングによる個人放送「KandaNewsNetwork」を運営開始。世界全体を取材対象に駆け回る。ITに関わるSNS、経済、ファイナンスなども取材対象。早稲田大学大学院、関西大学総合情報学部、サイバー大学で非常勤講師を歴任。著書に『Web2.0でビジネスが変わる』『YouTube革命』『Twiter革命』『Web3.0型社会』等。2020年よりクアラルンプールから沖縄県やんばるへ移住。メディア出演、コンサル、取材、執筆、書評の依頼 などは0980-59-5058まで

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