仙台市宮城野区・若林区を愛する号外NETライターの長谷川誠です。若林区の海岸沿い、親子連れからキャンプ好きで常に賑わう「冒険」施設があるのを知っていますか？　しかも、その施設は海が見えるんです。海と冒険…、某海賊マンガが思い浮かんでくるようなその施設は、東部復興道路を車で走ると見えてきます。

その名も「海岸公園冒険広場」。ただの公園ではなく、「冒険」広場。通称「ぼうひろ」として親しまれている施設です。

敷地内へ入ると、一般の車から、バス、バイク、自転車まで停められる各種の駐車場があります。バスの駐車場があることからも、施設の広さがうかがえますね。

広い施設の案内看板。大きく分けると日中限定のキャンプが楽しめる「デイキャンプエリア」、そして子供たちが楽しく自然の中で自由に遊べる「冒険遊び場」、「幼児・大型遊具広場」の３つのエリアに分かれています。

こちらが広大な冒険広場を管理する管理棟。この広場管理棟とプレーリーダーハウスという建物には「プレーリーダー」と呼ばれる公園スタッフが常駐してくれています。冒険で困ってしまった時、デイキャンプの申し込みなど何でも気軽に相談できるんです。

もちろん、小さい冒険者の皆さんがしっかりと栄養補給できるように授乳室もあります。

こちらはデイキャンプ場。撮影時が平日の閉園間近だったため、それほど利用者の方は見えませんが、連休や芋煮会シーズンはホームページで事前予約がお勧めされているほど混み合うようです。ちなみに1区画の利用には500円の使用料がかかります。

デイキャンプ区画には、急に天気が悪くなった時でも安心して「キャンプ飯」が楽しめる炊事棟もあります。急に天気が悪くなったので炊事棟で料理した…、そんな出来事もキャンプの思い出の素敵な１ページかもしれませんね。

そしてここからは「冒険」が広がる広場へ突入です。まずは、小さいお子さん達が存分に冒険できる幼児遊具広場。ここをスタート地点に、なだらかな坂を上る形で丘の上にある展望台まで、大型遊具と冒険遊び場が広がっています。

展望台に上る途中、ちょうど中腹あたりには大型遊具のローラースライダーがあります。遊具の足元には、小さな冒険者が忘れていってしまった乗り物が。冒険に夢中で忘れてしまったんでしょうか。泣いていないといいのですが…。既に眼下には広大な眺めが広がる中、小さな冒険者を見守ることの厳しさを感じます。

そしてついに展望台に到着！　さあ、冒険もいよいよクライマックスです。どんな景色が展望台から見えるのでしょうか。

冒険の果てに見渡す海岸線。「冒険」王に俺はなったぞー！　と叫びたくなるような絶景です。

アスファルトの地面に落書きするという「冒険」もたっぷり楽しめる、まさに「冒険」たっぷりの広場。1日中遊んでも遊び足りないぐらいの素敵な施設です。冒険したがるお子さんに困ったら、デイキャンプを楽しみたくなったら、行ってみてはいかがでしょうか。

●海岸公園冒険広場●

〒984-0842 宮城県仙台市若林区井土字開発１３９−１