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「完璧な家事」に疲れた人へ!30代ワーママが実践する「手抜き家事」の秘訣

保育士ごんちゃん保育士/チャイルドカウンセラー

こんにちは!保育士ごんちゃんです。

「無理しない育児」をモットーに、保育士として地域の子育て支援事業に従事しながら、オンラインでも育児に関する情報発信をしています。また教員養成大学の研究センターで研究員として子どもの自立について研究中です。

そして私も現役の子育て世代で、3人姉弟の育児に日々奮闘しています。

今回は日々を無理せず生きるために大切にしていることについてまとめたいと思います。

暮らしに完璧を求めないことの大切さ

私は元々完璧主義で、幼少期から何事も完璧にこなそうとする人生を送ってきました。 それが頑張りすぎたり生きづらさの原因だと自覚してからは、完璧主義をやめるように意識して生活しています。

これまでも何度かお話してきたことはありますが、HSP気質によるものかもしれないとも思っています。

そして長女を妊娠中から産後にかけてうつ病を患っていたので、産後は特に育児や家事を頑張りすぎないように意識して生活してきました。

今も日々の生活で「育児と家事は完璧を目指さない」と決めたことで無理せず楽しく毎日を生きられるようになってきたと感じています。

そもそも子育てをしながら、家を整理整頓された状態に保ち続けることは不可能に近いと思いませんか?
特にまだ子どもが幼稚園や保育園に行っておらず、1日中朝から晩まで家で過ごす時期だと、まず遊んだおもちゃが散らかるし、おもちゃだけではなく引き出しから色々なものを引っ張り出して散らかしますよね。

ですから大前提として、子どもと一緒にいながら現状維持ができるだけでもすごいことなんです。
子育て中のご家庭だとお母さんが産休、育休を取って自宅で子どもを見て、お父さんが外に働きに出るご家庭も多いかと思いますが、そんなご家庭のお父さんに伝えたいことがあります。

それは朝出勤時の部屋の状態から、夜帰宅時の部屋の状態が何も変わっていなかったり、片付いていなかったとしても「 何も変わってないじゃん」や「今日1日何をしていたの?」というようなことは絶対に言わないでほしいということです。

子どもが遊んで、それを自分で片付けて、また次のもので遊ぶという流れをずっとしてくれればいいですが、そうもいかないことは多々ありますよね。

そのため子どもと過ごしながら家のことも完璧に綺麗な状態にしようとすると、 それが頑張らないとできないことの連続である場合に、いつか無理がきてしまいます

子どもの行動自体にそこまで問題があるわけではないとしても、家事をしないといけないプレッシャーやストレスが頭の中にあると子どもに必要以上にイライラしてしまう場合もあると思います。

だからこそ日々の暮らしの中で、自分自身が自分に対してもパートナーに対しても完璧を求めないことが大切なんですよね。

家事でストレスを抱えないために

家事とは、その家での暮らしが続いていく限り永遠に付き合っていかなければならない日々のタスクです。

掃除1つにしてみても放っておけば埃が溜まるし、どんどん汚れていくので、汚れていない状態をキープできるのは誰かの努力があってこそですよね。

さらに家事をしていても、目に見える形でお金をもらえるわけではないし当然のように思われ、報われない思いをしている方も多いのではないでしょうか?

例えば、先ほどのお父さんとお母さんの場合で、お父さんが外で働いてお母さんが専業主婦や産休育休中である場合に、お父さんがお母さんに向かって「誰のおかげで生活できると思ってるんだ」や「誰のおかげで飯が食えると思ってるんだ」と言う古い価値観は未だにありますよね。

ですがお父さんが外で働くことができるのは、お母さんが家事をしたり、お父さんが外にいる間1人で子どもを家で見ているからこそです。

夫婦で役割分担の意識でお互いを労っていければ一番いいのかもしれませんが、現実はそうもいかないこともあります。夫婦間での家事、育児、仕事のバランスの問題は永遠のテーマのようにも思います。

だからこそ毎日毎日やってくる家事でストレスを抱えないように「いかに手抜きして上手くやっていくか」ということは、無理をしないで日々を過ごすためにもとても大事です。

罪悪感のない家事の手の抜き方

我が家も結婚後色々な夫婦間のぶつかり合いがあった中で「いかに揉めないように暮らしを快適にしていくか」考え、私が物理的な工夫としてやってよかったと思うことを紹介したいと思います。

私が日々の暮らしを快適にしたり「家事で無理しなくて済むためにこう考えよう」というような精神論ではなく、物理的な工夫としてやってよかったと思うことが2つあるので順番に話していきますね。

まず1つ目は「時短家電に頼るようにしたこと」です。 中でも食器洗い乾燥機とドラム式の洗濯乾燥機が日々の家事の負担を劇的に軽くしてくれた実感があります。

それまでの生活では使っていなかった時期を過ごしてきたので、比べると圧倒的に家事への負担感が減りました。

家事をすることへの負担感が減ると、1つひとつの家事へのハードルも下がるので、仕事帰りの夫も食器洗いや洗濯をしてくれるようになりました。

そうすると「これをやらないといけない、あれをやらないといけない」という色々な家事のタスクがある中で、夫婦間でどちらがするのかということで揉めることがありません。

仮にどちらかがやると決めていたけどできていない状態があったとしても、負担感の軽減から「自分がさっとやればいい」と思えて、イライラすることも減りました。

今はこの2つの家電が導入してよかったと特に感じているものですが、日々の生活で家事にかかる負担をどんどん減らしていけたら、育児をする気持ちにも余裕が持てたりイライラすることも減るのではないかと思います。そうすると、育児も必然的にもっと楽しめるようになりますよね。

次に2つ目が、特に料理に関して「ミールキットなどをうまく使うようにしたこと」です。

私はそもそもあまり凝った料理を作りたいタイプではないので、ミールキットであらかじめ決まった献立を作るというのも時短になりよかったです。

特に仕事が忙しい時期や外に出ることが多い時は、帰って献立を考えることも苦痛になるので、栄養バランスのとれたメニューが決まっているミールキットを使うことで気が楽になることもありました。

できるだけ料理にかかる精神的なストレスも、身体的なストレスも軽減して日々の生活が負担にならないようにしたいと思っています。 料理も毎日3食あって、ずっと続いていくことなので考えてやっていかないといけませんよね。

ですから本当に育児と家事と仕事と、日々やらないといけないことがたくさんある中で、いかに家事を手抜きするかや料理を手抜きしていけるかということが無理せずにストレスを抱え込まない秘訣だと感じています。

ここまで読んでくださったあなたも、日々の家事で無理しないためにやっていることや暮らしの中で工夫してることがあれば、ぜひ教えてほしいです!

<SNSでも子育てに関する情報発信をしています>
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今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう!

保育士/チャイルドカウンセラー

国立大学で子どもの自立支援について研究中の子育て支援保育士。九州大学教育学部卒。2019年2月に女の子、2021年11月、2023年10月に男の子を出産した3児の母。HSP(Highly Sensitive Person)の気質を持ち、人生で2度のうつ病を経験。現在はがんばりすぎるのをやめて「無理せず自分らしく」がモットー。育児のお役立ち情報やライフハック、子どもと楽しく過ごすための遊び心などを発信。

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