後悔しないための仕事選び!会社選びだけじゃない3つのチェックポイント
こんにちは!保育士ごんちゃんです。
「無理しない育児」をモットーに、保育士として地域の子育て支援事業に従事しながら、オンラインでも育児に関する情報発信をしています。また教員養成大学の研究センターで研究員として子どもの自立について研究中です。
そして私も現役の子育て世代で、3人姉弟の育児に日々奮闘しています。
先日、保育士ママさんからお仕事に関するこんなお悩みをいただきました。
<ご相談内容/保育士ままさんより>
私も保育士をしている者です。職場での経験は2年程で今は2人の年子兄弟を育てているため、育休中です。公立園に勤務していますが復帰したら時短で働かさせていただこうと思っています。
けれど、一年働いたら転職しようかなと考えているところです。人間関係、どこも仕事量は多いとは思いますが仕事量の多さ、乳児が好きなので小規模園で働いてみたいという理由で考えています。一年働いて転職となるとダメだと思いますか…?
今回は、こちらのご相談いただいたメッセージを元に、仕事や働き方についてのお話をしたいと思います。
自分の気持ちに正直に
今回お便りをくださった保育士ママさんは、おそらく育休から復帰して1年で転職すると職場に迷惑がかかるんじゃないかということを気にされてるのかなと見受けられます。
同僚に迷惑をかけたくないという思いが強いので、転職はダメだと思うかという点で迷ってらっしゃるんだと思ったんですよね。相談者さんは「周りの方のことを考えている」だからこその悩みではないかと感じました。
結論から言うと、全くダメではないですし、おっしゃってるように乳児が好きなので小規模で働いてみたいというご自身の気持ちを1番大切にしてほしいと願います。
私も今、保育士として働いていますが、一般的に皆さんが思うような保育士の働き方とは異なります。
産後の復職の時は育児と仕事の両立を考え、また仕事で過去にうつ病になった経験も踏まえてキャパオーバーにならず、自分に向いてそうな働き方を考えて復職しました。
その結果、今はもう保育園にフルタイムや時短といった勤務にするのではなく不定期で、行政の子育て講座や療育教室に伺うといった、そういう保育士の働き方をすることにしたんですよね。
その選択は、うつ病を経験したことがある私にとって数年経過した後、かなり回復したと思えるようになってきました。しかし復帰した当初は、まだ不安定な状態だった私。
しかし無理なく仕事復帰をして、そこから元気に回復して今に至ることができたという選択だったと感じます。それが私には合っていて「自分のやりたい」という気持ちを無視せずに選択したことが良かったと実感しています。
そして今回ご質問いただいた保育士ままさんは、もう文面から「自分のやりたいこと」を認識しているように感じましたので、その選択を私は応援したいなと素直に思いました。
世の中には仕事論のような考え方がたくさん溢れていますよね。そしてその中には「仕事は辛いものだ」、「みんな辛い中頑張っているんだから」といった話もあると思います。
しかし、誰かの期待に応えるために仕事をしていると、長く続かないですし、続いたとしても辛いんですよね。
自分を犠牲にしながら、いやいや働いてる状態や本当はやってみたいことがあっても、そうならない状況で頑張り続けるということは、自己犠牲を積み重ねていってしまうことになると思うんですね。
仕事は一般的に1日の多くの時間を費やすもの。だからこそ、その時間が我慢の時間になってしまうと、人生の貴重な時間が勿体ないと考えています。
自分軸で後悔のない働き方をしよう
そうは言っても仕事は、生計を立てて生きていくために必要不可欠なものではありますよね。
例えば、明日生きていくためのお金に困ってる状態の時は、自分のやりたいことを優先できない場合もあるでしょう。
私も実際、そういう経験がありました。その時は、まずお金を稼ぐことが優先になってしまうため、本心ではやりたくないと思ってる仕事をしていた時期もあります。
しかし長い目で見ると、やはり自分の好きなことや、やりたいことを仕事にすることによって自分の気持ちを満たす行動から社会や他者に貢献することになると思います。それが自己実現に繋がるのではないでしょうか。
私の場合、自分の進みたい道は、保育や幼児教育、また子どもの育ちに関わる専門家の道を進むことです。しかしそれを安定した収入を得ながら、どう実現するかが課題で、ずっと考えながら行動してきました。
正直、保育の仕事だけでは安定した収入にならないこともありました。そのため文章や絵を書いたり、自分の持つウェブの媒体を収益化することも考えて行動することにしたんです。
結果的に今は、それが自分に合っていて、総じて「自分のやりたいこと」ができていると言えるようになったかと思います。
「自分のやりたいこと」が分からない時
ここまで話してきて「自分のやりたいこと」という言葉がたくさん出てきましたよね。
しかし私は大学生の時に、就職活動をきっかけに初めてうつ病になった時は、自分のやりたいことが分からなくなっていました。
そのうつ病の状態の時は、やりたいことや、やりたい仕事が分からなくなっていただけではなく、そもそも自分という人間がどんな人間なのかも分からなくなり、それで生きる意味さえも見失ってしまったんですね。
でも就職活動を続けなくてはならず社会に出て、自分はどんなことをしていくのか自分の進む方向をどうやってその時に決めたのかというと、やりたくないことはやらないという手段を取りました。
私はその当時、自分がやりたいことは分かりませんでしたが、やりたくないことや気が向かないことを感じることができたんですね。そのため、もうやりたくないことはやらないという消去法で、選択肢を絞りました。
そして何とか進む道を決めて、まずは働くことを通して心身のリハビリをしていきました。その後、徐々に元気になって本来の自分を取り戻したかなと思ったタイミングで、また新たにやりたいことが浮かんできたんですよね。
元気がない時や本来の自分ではない時、またやりたいことが分からない時は、やりたくないことはやらないという方法で決めることも1つの方法だと私の経験から思います。
やりたいことが分からないと悩んでいたことがある私にとって、やりたいことがはっきりと見えているにも関わらず、その選択をしないという判断は本当に勿体ないと思ってしまいますね。
今回ご相談いただいた保育士ままさんは、「こういう働き方をしてみたい」とおっしゃっていて、やりたいことがもう見えていると見受けられます。人生は一度きりですし、本当に後悔のない選択をしてほしいと思います。
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今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう!