AppleがApp Storeから「ウイルス対策アプリ」の削除を始める
AppleがiPhoneアプリ配信サービス『App Store』から、「ウイルス対策」や「アンチウイルス」系のアプリを続々と削除し始めていると海外のApple系メディアが報じています。
Apple reportedly cracks down on antivirus apps from iOS App Store, many apps pulled(9to5Mac)
Apple removes anti-virus apps from its store, doesn't want users to think iOS 8 is vulnerable(Phone Arena)
Apple Removes Intego's 'VirusBarrier' From iOS App Store, Says It's Misleading(Mac Rumors)
実際に削除されたiOS向けセキュリティ対策ソフト『VirusBarrier』の会社『Intego』は、海外メディアに対して「突然アプリが削除されてしまい、再申請してもブロックされたままだ」と語っています。
海外メディアはこの件について「Appleはユーザーから『iOS 8にはセキュリティ上の問題がある』と思われたくないのではないか」と推測しています。なお、前述のVirusBarrierはiOSではなく、電子メールやクラウドサービス上のファイルをスキャンするサービスでした。
今回と同時期ではありませんが、昨年12月にも『Anti-Virus Detective』というセキュリティ対策ソフトが削除され、使用できなくなっています。
Appleは、今回の行動にどんな意図があるのかを明らかにしていません。