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AppleがApp Storeから「ウイルス対策アプリ」の削除を始める

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
「アンチウイルス」のキーワードでの検索結果。ゲーム系のアプリが目立つ。

AppleがiPhoneアプリ配信サービス『App Store』から、「ウイルス対策」や「アンチウイルス」系のアプリを続々と削除し始めていると海外のApple系メディアが報じています。

Apple reportedly cracks down on antivirus apps from iOS App Store, many apps pulled(9to5Mac)

Apple removes anti-virus apps from its store, doesn't want users to think iOS 8 is vulnerable(Phone Arena)

Apple Removes Intego's 'VirusBarrier' From iOS App Store, Says It's Misleading(Mac Rumors)

実際に削除されたiOS向けセキュリティ対策ソフト『VirusBarrier』の会社『Intego』は、海外メディアに対して「突然アプリが削除されてしまい、再申請してもブロックされたままだ」と語っています。

海外メディアはこの件について「Appleはユーザーから『iOS 8にはセキュリティ上の問題がある』と思われたくないのではないか」と推測しています。なお、前述のVirusBarrierはiOSではなく、電子メールやクラウドサービス上のファイルをスキャンするサービスでした。

今回と同時期ではありませんが、昨年12月にも『Anti-Virus Detective』というセキュリティ対策ソフトが削除され、使用できなくなっています。

Appleは、今回の行動にどんな意図があるのかを明らかにしていません。

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。インターネット(SNS)で起きる炎上の解説、デマのファクトチェック、スマホやガジェットの話題、生成AIが専門。最近はYouTubeでも活動しています。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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