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【神戸】美味しくないなんて誰が言った?その味わいの上品さにあっと驚く羊肉をご賞味あれ

Hinata J.Yoshioka旅するフォト&ライター(神戸市)

「羊の肉って、食べたことありますか?」と聞かれると、とっさに想像するのはモフモフの毛をまとった羊かも知れませんが、いわゆる「ジンギスカン」も羊の肉、そうですあのお肉です。

ラム、マトンなどという呼び名もありますが、正直イメージとしては「臭い、固い」という固定観念のようなものが少し優先してしまっている所も無きにしもあらずです。シニア世代からすると確かにそうだったかも知れません。ですが皆さん、もう時代は変わっているのです!

ということで見つけました、美味しい羊肉が食べられるお店を。その名も「羊アンダーグラウンド」…なんだか聞いただけでそのマニアックさが伝わってくるような店名です。店外にある看板や、お店の入り口の雰囲気もかなり独特というか、本当にここにあるの?と思わせる様相なんです。

煙を吸い取ってくれる無煙ロースターがあるので、全然煙たくない店内
煙を吸い取ってくれる無煙ロースターがあるので、全然煙たくない店内

心細いままに扉を開けるとカウンターが見えました。ここでようやくホッと一息。どうやらここは何かのアジトではなく、ちゃんとしたお店のようです。中に入って勝手に席につきました。お店の方にランチに来ましたと告げ、メインのメニューであろう「ジンギスカン定食」をオーダーします。

目の前に用意されたのはジンギスカン用の半円形の鉄板。その上部に脂肉が置かれ、野菜が周りに並べられました。どうやらここではスタッフさんがお肉を焼いてくれるようです。用意されたお肉は、オーストラリア産のラム肩ロースと、北海道産のマトンネック。見た目も美しいお肉です。

脂肉からの甘みのある脂が流れ落ちて、野菜を美味しくしてくれる
脂肉からの甘みのある脂が流れ落ちて、野菜を美味しくしてくれる

西日本ではあまり羊肉がメジャーではないらしく、もっと普及させたいという想いがあるんですと店長さん。「日本の羊肉の美味しさを伝えたい」という想いから、北海道の5人の生産者と契約してお肉を取り寄せここでさばいているというこだわり。とにかく新鮮なので、レバ刺しやお造りなどもあるそうですよ。

そんなお話を聞きながら、目の前で焼かれたお肉がお皿の上に乗せられました。ひとつづつ焼いて貰えるので、一番美味しいタイミングで食べることが出来るのが嬉しいですね。ラム肩ロースは、めちゃ柔らかい!そしてほんのりと上品にラムの香りが残ります。今まで持っていた羊肉のイメージが覆される優しい味わいです。

ひと目見ただけでその新鮮さが良くわかるお肉
ひと目見ただけでその新鮮さが良くわかるお肉

次はマトンネック、かなりしっかりした噛みごたえです。実は私、モツなどの噛みきれない系のお肉が苦手なのでちょっと苦戦しました。ネックという部位は筋肉が発達した首の部分だそうなのですが、これは通好みの部位らしいです。確かに、噛めば噛むほどじんわりと味わいが出てきますし、羊肉独特の臭みは全くありません。

同じ羊肉でもこんなに違うものかと驚きの体験でした。ランチメニューは他にも色々あって、ジンギスカン定食以外にも、ひつじラーメンセット(ひつじ魯肉飯付) 1700円や、ラム焼き丼(ひつじスープ付) 1200円などもあり興味深いラインナップとなっています。夜にはまた別メニューも。

ジンギスカン定食(ひつじスープ・白ご飯・キムチ付) 120g  1480円
ジンギスカン定食(ひつじスープ・白ご飯・キムチ付) 120g 1480円

今までの羊肉のイメージをおもいっきり覆してくれる「羊アンダーグラウンド」。女性一人でも行きやすいお店なのでご安心を、入り口で思いとどまることなくどうぞ扉を開いてみて下さいね。めくるめく羊ワールドがあなたをお出迎えしてくれますよ。

ひつじアンダーグラウンド

営業時間:ランチ:12:00〜15:00
ディナー:17:00〜23:00 LO22:00 [月~木・土・日・祝・祝前]
※新型コロナウイルスの影響により、営業時間・定休日等が記載と異なる場合あり。
来店時は、事前に店舗へ確認が必要。
定休日:※当面の間、営業は予約のみ。予約は前日まで。
電話番号:078-595-9545
住所:神戸市中央区中山手通1-4-18 KMビルB1
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ひつじアンダーグラウンド インスタ

旅するフォト&ライター(神戸市)

旅なしに人生は語れない、ノマド系フォトライター。国内から世界各国まであちこち歩きまわって取材する、体当たりレポートを得意とする。趣味は美味しいもの食べ歩き、料理、音楽、ダンス、ものづくり、イベント企画などなど、気になる物には何でも手を出してしまう。南国気質で、とにかくマイペースな自由人。

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