【四條畷市】滝からの冷風で体ひんやり──涼を求めて「権現の滝」へ<YouTube動画あり>
27日に枚方で最高気温39.8度を記録するなど、ここ大阪では猛暑の日が続きます。そこで今回は、涼を求めて四條畷市内にある「権現の滝」を訪れてみました。
熱中症を避けるため、29日午前6時過ぎに権現川ハイキングコースに入りました。四條畷市街とむろいけ園地とを結ぶ同ハイキングコースの途中に、権現の滝があります。
御机神社を通り過ぎ、権現川に沿って飯盛山の裏手へ回り込むように坂道を登っていきます。
聞こえるのは、権現川の流れる音と野鳥の鳴き声。これだけでも結構心がいやされます。
坂の傾斜はおおむね緩やかで歩きやすいのですが、朝とはいえ真夏なので、両腕には次第に汗の玉がうかび、Tシャツの汗に濡れた部分が広がっていきます。途中で写真を撮ったり、水筒のお茶を飲んだりしながら、ゆっくり進みます。
午前7時前、木製の小さな鳥居を抜けると、水が水面に叩きつけられる音が次第に大きくなり、目の前に権現の滝が現れました。
四條畷市の公式サイトによると、滝の高さは15mとのこと。
滝の上からは、水が後から後から岩肌を叩きながら滝壺に落ちていきます。その様を見ていると、頬を少し冷たい風がなでるのを感じました。落下する水の動きによって起こる風でしょうか、ほてった体を少しずつさましてくれます。
昔々、ある夏にこの地で日照りが続いていたとき、奈良時代の有名な僧である行基が通りかかって雨振りの祈願をしたところ、龍が現れて大粒の雨が振ってきた。その後、この滝は「権現の滝」と呼ばれるようになった──という民話が残されています。今日にいたるまで、流域の農業や人々の暮らしを支えてきた権現川らしいエピソードだと思います。
写真を取り終えて、午前7時台前半に帰路につくと、山の上から太陽の強い光が降り注いできました。これから気温はまた上昇することでしょう。熱中症になる前に家に帰ろうと思い、足を早めました。
最後に、涼を感じたい方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか、とオススメしたいところですが、このところの猛暑を考えると、真昼の行動は避けたほうが良いように思います。筆者の撮ってきた写真や動画を見て、涼を感じていただければ幸いです。
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