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防御率10点台でファーム調整のイ・デウン(元千葉ロッテ) 106日ぶりに1軍登板<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
106日ぶりに1軍登板したイ・デウン(写真:kt wiz/初報から差し替え)

5日の韓国KBOリーグは朝鮮半島南部の2試合が雨で中止。3試合が17時開始で行われました。

コチョクスカイドームのキウムヒーローズ-KTウィズは、KTが8回を終わって8-0と大きくリード。先発のウイリアム・クエバス投手は無失点ピッチングで、最終回のマウンドに上がりました。

クエバス投手は9回表、1死満塁でのセカンドゴロの間に三塁走者がホームを踏み、KBOリーグ2年目で初の完封勝利とはならず。しかし8回2/3を投げて被安打5、7つの三振を奪い、1失点と好投しました。

試合はKTが8-1で勝利し5連勝。クエバス投手は7勝目です。KTはトゥサンベアーズとの同率4位は変わらず、敗れた2位のキウムはLGツインズと入れ替わって3位に後退しました。

この試合、9回表2死でクエバス投手に代わってマウンドに上がったのは、昨季クローザーを務め17セーブを挙げたイ・デウン投手(元千葉ロッテ)でした。

今季のイ・デウン投手は5月の開幕後、8試合に登板し防御率10.13という成績。ファームで調整が続いていましたが、この日、1軍に復帰しました。

イ・デウン投手は5番アディソン・ラッセル選手をライトフライに打ち取ってゲームを締め、5月22日以来、106日ぶりの1軍登板を終えています。

今季開幕直前のイ・デウン(写真:kt wiz/初報時に掲載の写真)
今季開幕直前のイ・デウン(写真:kt wiz/初報時に掲載の写真)

◆「中止ゲームはダブルヘッダーと月曜ゲームに」

この日中止のサムスンライオンズ-NCダイノス(テグ)は6日に14時開始のダブルヘッダーに、ロッテジャイアンツ-LGツインズ(プサン)は7日に順延となり、18時30分開始で行われます。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

5日、SKワイバーンズとの2軍戦は感染症防疫のため、中止となりました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が3試合の結果です。

◇9月5日(土)の結果

・トゥサン 5- 1 SK(チャムシル)

 勝:チェ ウォンジュン

 敗:イ ゴンウク

・キウム 1- 8 KT(コチョク)

 勝:クエバス

 敗:ブリガム

・ハンファ 4- 5 KIA(テジョン)

 勝:イ ミンウ

 敗:サーポルト

・サムスン 中 止 NC(テグ)

 勝:

 敗:

・ロッテ 中 止 LG(プサン)

 勝:

 敗:

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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