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【豚丼比較】吉野家「冷凍豚丼」vs「店舗豚皿」を食べ比べてみた結果

相場一花グルメライター

吉野家の豚丼を比較します。

2004年にアメリカ産牛肉禁輸措置により牛肉が手に入らなくなったことによって生まれたのが豚丼。何度か復活と消滅を繰り返して、2021年1月には元祖豚丼として、復刻版を販売することになりました。

そんな豚丼ですが、吉野家の冷凍商品としても販売しています。冷凍豚丼と店舗の豚丼は実際に味が異なるのか食べ比べてみました。

吉野家:冷凍豚丼vs店舗豚皿の条件比較

吉野家ホームページによると冷凍豚丼は10食あたり3640円で販売しています。Amazonでも販売されており、口コミ評価は4.1とまずまず好評なようです。口コミでも手軽で便利と好評でしたが、電子レンジ調理・湯煎どちらもOKなのが嬉しいところ。

販売者は吉野家となっています。製造元は残念ながら記載ありませんでした。

1袋(120g)あたり193kcal。食塩相当量は2.5gでした。

そして、店舗豚皿です。冷凍豚丼は実質ごはんなしの豚皿と同じなので、店舗豚皿を比較対象としました。

吉野家の豚皿は1食338円(税込)232kcal。食塩相当量は2.3gです。価格は店舗の方が安いですね。成分表の数値が店舗と冷凍は少々異なります。

吉野家:冷凍豚丼vs店舗豚皿の見た目と重量比較

左:冷凍豚丼 右:店舗豚皿
左:冷凍豚丼 右:店舗豚皿

汁の色と量がまったく違いますね。店舗の方が明らかに色が濃くて汁少なめ。

冷凍豚丼:汁が明らかに多く、色が全体的に薄いのが特徴。香りは店舗豚丼に近い。少々玉ねぎが多いような印象あり。

肉の色は薄く、肉じゃがのお肉みたいな色合いです。そのまま食べるより、アレンジに向いているのかもしれません。

玉ねぎの色はやや薄い程度ですが、形がしっかりしていて、煮込み時間がそこまで長くないようにみえます

重量は108gでした。

店舗豚皿:色が濃く、醤油ベースの汁にしっかりしみ込ままれている印象。お肉と玉ねぎのバランスは冷凍豚丼より肉が多め。

お肉の色は濃く、アレンジ用というよりかそのまま食べることに適している色合いです。

表面に艶が出るほど玉ねぎはしっかり煮込まれていて、箸で持つとあっという間に崩れてしまうほど柔らかい。飴色ですね。

吉野家:冷凍豚丼vs店舗豚皿の味を比較

左:冷凍豚丼 右:店舗豚皿
左:冷凍豚丼 右:店舗豚皿

ごはんをのせて並べてみました。

冷凍豚丼:全体的に味が薄く、水っぽい感じ。汁が多いためご飯に汁がしみ込み汁だく。玉ねぎは苦みを感じ筋っぽいのが特徴。お肉は柔らかく噛みやすい。

店舗豚皿:醤油の味がベースで、やや甘めタレ。味は冷凍と比較すると濃い。非常によく煮込まれていて、お肉と玉ねぎ両方よくしみ込んでいる。お肉はしっかりしていて食べごたえは十分。

吉野家:冷凍豚丼vs店舗豚皿はかなり異なる

味の系統としては似ているので冷凍と店舗が同じ系列店の商品だとはわかります。ただ、汁の量や煮込まれ方、肉質などが大きく異なるため、同じ商品かと問われると答えは「いいえ」。

ごちそうさまでした。

グルメライター

グルメライター。飲食チェーン店お持ち帰りメニュー年間100食以上食べ比べしている。話題のグルメからマニアックなグルメまで幅広く発信。地域スーパーやコンビニ、話題のショップなど雑多。複数メディアでグルメレポ発信中。

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