みなさん、こんにちは～！

いつもご覧いただき、ありがとうございます！

今回も「韓国ドラマによく出てくる不思議な行動シリーズ」をどうぞお楽しみくださいね～♪

さてさて、これまでにお届けしたシリーズは、もう読んでいただけたでしょうか？

まだ読んだことがないという方は、ぜひ、この機会に読んでいただけると嬉しいです＾＾

さあ！それでは、今回の不思議をさっそく見ていきましょうね～！

今回は、こんな不思議を紹介しますよ～＾＾

「大学の入試試験は大騒ぎ！」

韓国が厳しい学歴社会というのは有名な話ですよね！

良い大学に入るために、小さなうちから塾に通わせる家庭も少なくないんだとか。

大学入試に人生がかかっているといっても過言ではないくらい重要なものなんですね。

韓国の大学入試試験は、「대학수학능력시험（テハク　スハク　ヌンニョク　シホム）／大学修学能力試験」といって、略して「수능（スヌン）」と呼ばれることが多いです。

これは日本のセンター試験・大学入学共通テストにあたる試験ですね。

日本の受験生やその家族にとっても、センター試験・大学入学共通テストの日というのは、とても重要な日であることに間違いありませんが、韓国では「수능（スヌン）」の日は、なんと国を挙げて受験生をサポートするんですよ！

韓国の「수능（スヌン）」は、日本のセンター試験・大学入学共通テストより一足早く、11月の中旬、木曜日におこなわれます。

コロナ禍になってからは、感染予防のため制限されていますが、以前は試験会場の入り口に後輩たちが集まって、プラカードや横断幕を持って先輩の応援をする光景もよく見られました。

応援団のように太鼓を鳴らして、大声でエールを送る姿もめずらしくありません。

また、ゲン担ぎの品を手渡すこともあります。

受験の縁起物とされているのは、「엿（ヨッ）」という韓国の伝統的な飴や、お餅です。

粘りがあって、くっつくことから「志望校にくっつくように」という願いが込められています。

今は見なくなりましたが、昔は子供が合格できるようにと志望大学の門に「엿（ヨッ）」をくっつける親が多かったんだそうですよ。

受験生を持つ親も「수능（スヌン）」の日は、朝から大変です！

8時半頃から夕方の5時過ぎまでの長丁場を戦う我が子のために、早朝からお弁当を作り、試験会場に送り出した後は、寺院や教会に行って、我が子のために必死に祈りをささげる姿が多く見られます。

たしかに、ただ待っているというのもソワソワしてしまいそうですし、少しでも我が子のために何かしたいという親の気持ちも分かりますよね。

また、この日は受験生を持つ親だけでなく、国民も一丸となって受験生のために動きます。

入試会場に向かう受験生の妨げにならないよう、通勤時間を遅らせたり、市内のバスを増便するなどの対策が取られます。

また、警察はパトカーや白バイでパトロールを強化し、試験に遅れそうな学生を試験会場まで迅速に送り届けます。

警察のみならず、タクシーの運転手や一般市民も万が一困っている受験生を見つけたときは、試験会場まで送っていくことがあるんだそうですよ！すごいですよね～！

さらにリスニング試験中は、受験生の妨げにならないようクラクションやサイレンが原則禁止されるほか、なんと飛行機の着陸時間が調整されるという徹底ぶり！！これは驚きですよね！

試験終了時間が近づく頃、会場入り口には、再び家族や後輩たちが集まります。

無事に試験を終えた受験生を労い、抱き合う親子の姿も多く見られます。

そして、緊張の一日を頑張った受験生にはご褒美が！なんと受験票が割引券になるんです！映画館や遊園地、カラオケ、レストラン、美容院など、さまざまな場所で受験票を提示すると割引を受けられるんですよ！

「トッケビ～君がくれた愛おしい日々～」のなかでも、「수능（スヌン）」を終えたヒロインが、「この受験票があれば50％オフで映画を観られるのよ！」と、映画を観に行くシーンが出てきます。

これまで遊びたい気持ちも我慢して頑張って勉強してきた受験生には、とってもありがたいサービスですよね！

いかがでしたか？

今回は韓国の大学入試試験「수능（スヌン）」について書いてみました！

韓国の「수능（スヌン）」は、もはや国を挙げての一大行事ですね！

受験生にとっては人生を左右する一日…

多くの国民がその気持ちを理解して協力してくれるんでしょうね。

それだけ熾烈な学歴社会ということですが、これだけのサポートがあったら受験生も心強いことでしょう！

日本もいよいよ受験シーズンが近づいてきましたね！

受験生のみなさん、受験生をもつご家族のみなさん、体調にはくれぐれもお気をつけて～！

파이팅（ファイティン）！！

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