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【江別市】蔦屋書店横に残る保存車両 ディーゼル機関車と貨車がある風景

赤レンガ江別市情報サイト「えべナビ」編集長(江別市)

江別市牧場町にある「江別蔦屋書店」の裏には、ディーゼル機関車と貨車の保存車両が展示されています。この保存車両が置かれている場所「四季のみち」は、かつて「北海道電力江別火力発電所専用線」が走っていた廃線跡です。

というわけで今回は、大事に保存されているこちらの車両をじっくり観察してみました。

北電火力発電所専用線に使用されたディーゼル機関車と貨車

北電火力発電所に石炭を運んでいたディーゼル機関車と貨車。明るいオレンジ色の車体が可愛らしいですね。ディーゼル機関車としては小型ですが、存在感があります。

ディーゼル機関車の側面にある銘板。「日立」の文字とロゴマークが描かれ、「NO.12554」「1962」という数字が書かれていました。

後ろ側の貨車「セキ8026」は石炭を積むため高さがあるので迫力があります。

検査表記に67-1/62-1、輪西職場とあります。

荷重30t、自重16t。

車両横には説明板があります。

ディーゼル機関車
各地の炭鉱から石炭をいっぱいに積んだ石炭貨車が江別駅に着くと、そこから発電所までの約2キロメートルの引込線をこのディーゼル機関車が石炭貨車を引っ張って、1日何回も往復をしていました。
形は小さいけれどとても力があり、12~13両の貨車をらくらくと引っ張ることが出来ました。
石炭貨車(セキ車)
石炭を運ぶため特別な形をしているこの貨車は、1両で30トンの石炭を積むことができます。
炭鉱で積み込まれた石炭は、機関車に引かれて発電所まで運ばれ、そこで貨車の底のふたを全開にして石炭を貯炭場へ通ずるベルトコンベアーの上へ落とします。
多い時には、1日に80両の石炭貨車が発電所で使う両の約半分(2,500トン)の石炭を運びました。

保存車両を支える古レール「←30A LD <角Sマーク>1970 II」。富士製鐵製1970年2月製造のレールです。年代が意外と新しいですね。

というわけで、江別蔦屋書店の横に保存されている車両の観察リポートでした。こちらの遊歩道「四季の道」は緑が多く、ベンチも多めなので、散歩にはとてもおすすめです。江別蔦屋書店に行かれる際などは、ぜひ立ち寄ってみて下さい。

ディーゼル機関車と石炭貨車(セキ車)の場所

〒067-0004 北海道江別市若草町1−1(Google Map

江別市情報サイト「えべナビ」編集長(江別市)

北海道江別市在住。二児の父。月間100万PV超の地域情報サイト「えべナビ」編集長として地域の役に立つ情報を毎日お届けしています。10年ほど前に東京から北海道へ移住した経験を持つ。趣味は鉄道駅巡りでJR北海道全駅下車済み。江別市徘徊がライフワーク。

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