毎日暑いですね。時期としては現在、19日から土用入りしたタイミング。そんな「暑さ極まる夏の土用」に、こんな立派な鰻さんに出会えたなんて運命的です。

どこの和食屋かなと思いますよね。何とカフェメニューの「一匹丸ごと 鰻どんぶり1,650円(税別)」。他にも魅惑的なランチメニューが色々とあったのですが、今はとにかくこれでしょ！と、即決です。

ジャジャーン！どうですかこのビジュアル。見ての通りの「うなぎ丸一匹」、これはもう食べ応えがありそうです。ここまでダイナミックに盛り付けられていると嬉しいですよね。

ホッカホカの湯気が立った状態で出てきたのですが、どうやらそこに何か秘密があるようですよ。早速いただきましょう。

ど真ん中に箸を入れるとスッと切れました。箸の感覚で既に美味しさを確信、ひとくち頬張ってみました。思った通りの柔らかさ、タレのかかったご飯と鰻を一緒に頬張るこの幸福感…

タレは甘過ぎたりせず、鰻の優しい味に寄り添って包み込んでくれています。幾らでも食べられてしまいそうな感じで、目を閉じてじっくりと味わいます。

どんぶりにはお漬物と、お味噌汁もついていました。赤だしのお味噌汁にはワカメとカイワレ大根が入っていて、優しい鰻の味をキュッと引き締めてくれます。

ひとりで鰻と向き合って食べ続けるうちに、ふと周りのことが気になりました。皆さんは何を食べているんでしょうか。

カウンター席と、テーブル席もそれぞれにお客さんで埋まっています。さっきからスタッフさんがよく運んでいるメニューは、どうやら揚げ物のランチのようでした。

カウンターの端に座っていた私ですが、その横には階段がありました。興味津々で覗きに上まで上がってみると、そこにも広い空間が。

手前の客席は埋まっていたのですが、奥の席には予約の文字が。そしてテーブルを囲むように植物が並んでいました。なるほど、だからこのお店は「たるみの森」という名前なのですね。どこか森の中をイメージしたような雰囲気。

ランチタイムのメニューは全部で9つあり、唐揚げセットやステーキセットなども。有頭エビ、エビ、カニ爪(渡り蟹)、ホタテなどの揚げ物が揃ったシーフードフライセット1,490円(税別)も人気があるそうですよ。

とにかく見た目がボリューミーでした。そういえば鰻のどんぶりも、ご飯大盛りが無料なのだそうですよ。

そうそう、鰻の柔らかさの秘密ですが、こだわりがあってふわふわに仕上げるように蒸してあるので湯気が立っていたようです。

3年前のオープン当初に一年ほど鰻を出していたのが、コロナ禍で2年間ほど鰻は休止、再開を望むリピーターさんの声も多く、この夏に待望の復活！なのだそうです。

鰻は「期間限定メニュー」で、8月いっぱいまでは出しているそうですよ。1日10食限定なので早めの時間に行くのがいいかもですね。

他にも雨の日だけのお得なセットや、お誕生日のケーキ付きのメニューなどもあり、お客さんが楽しめるように、癒されるようにと色々工夫がされているのを感じました。

あなたも一度、たるみの森を訪れてみてはいかがでしょうか。森で鰻にも出会えるかもですよ。

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