【奈良市】世にも珍しい「蓮茶」!!蓮の由来も学べるおすすめイベントも紹介
こんにちは、奈良を愛する地域情報発信者のモチです!
仏教では清らかで神聖な花とされる蓮。
この世とあの世をつなぐ花としても有名な蓮ですが、この蓮を飲食できることを皆様はご存じでしょうか
今回は、世にも珍しい蓮が飲食できるイベントとその魅力を解説します!
トピックは以下です。
イベント名:鑑真和上「蓮に込めた伝法のこころ」(無料)
茶話会:わらび餅、蓮茶、蓮の実 1,000円(税込)
蓮茶や蓮の実にも驚きましたが、イベント内容も想像以上にクオリティが高かったので、お茶好きや歴史好きの方はぜひ最後までお付き合いください!
蓮茶の魅力について
まず、蓮茶とは何なのかを簡潔に解説します。
蓮茶とは「蓮の花に茶葉を詰めて香りを移したお茶」です
「極楽浄土」象徴の花である蓮のつぼみの中に茶葉を入れることで、蓮の香りが茶葉に移り、豊かな花の香りと独特な風味が味わえます。
ベトナムでは蓮茶が有名ですが、一説によると1,000本の蓮花でわずか1kgしか作れない貴重なお茶とも言われています。
蓮茶を飲むには?
奈良県には貴重な蓮茶を飲める場所がいくつか存在しています。
しかし、筆者の調べた限り奈良市内で蓮茶を定期的に飲める場所は見つけられません。
そんな時に見つけたのが下記チラシ。
なんと、奈良市で蓮茶を提供しているイベントを発見!!
しかも有名なお寺の住職が無料で講演する貴重なイベントとなっています。
世にも珍しい蓮茶だけでなく、貴重な住職の話が聞ける良い機会だと思い、すぐに応募しました!
上記はイベントで提供された蓮茶セットです。
こちらの蓮茶は山添村の広が代農場で作られている蓮茶です。
蓮の香りがついた茶葉を急須の中に入れ、お湯を注ぎます。
2分ほど蒸すと貴重な蓮茶の出来上がりです!
蓮茶は淡い緑色で、透明感があります。
ほのかな渋みと苦みが感じられますが、蓮の爽やかさと優しい香りがふわっと漂ってきます♪
蓮茶は苦みや渋みが少ないので、わらび餅本来の味を引き立ててくれます。
そして、こちらが世にも珍しい「蓮の実」。
どんぐりの実に似ていますが、どこかで食べたことがあるような、みずみずしいナッツまたは豆のような食感でした!
皮をむいて食べるのが正しい食べ方なようなので、興味がある方は山添村の広が代農場に問い合わせて注文してみるとよいでしょう。
蓮の由来を学べた歴史講座
貴重な蓮茶・蓮の実を飲食できる機会を与えてくれた鑑真和上「蓮に込めた伝法のこころ」。
講演内容も無料とは思えないほどの素晴らしいコンテンツだったので、簡単に紹介します。
講師を務めたのは唐招提寺の執事長「石田太一」師。
日本の仏教に大きな影響を与えた鑑真の生涯を大型スクリーンを使って解説するのですが、とにかくわかりやすくておもしろかったというのが率直な感想です!!
- 石田師の解説力
- アプリを使った絵巻
上記2つの要素が絡み合い、鑑真の生涯をより具体的にイメージできました。
このアプリはTOPPAN株式会社が開発したデジタル映像を利用した絵巻です。
当時作られた絵巻の画像再現や書き残された文字を現代の言葉に変換できる機能に、多くの方が驚いていました。
講演終了後は石田師を囲んで茶話会をしました。
普段話す機会がない石田師とコミュニケーションが取れて、多くの方は大感動していました!
鑑真が日本に持ち込んだと伝えられる蓮。
そして、現在も唐招提寺の境内に華麗に咲いている蓮は今がまさに見頃です!
これを機に蓮茶や蓮の花に想いを寄せてみてはいかがでしょうか?
なお、今回紹介した歴史イベント&蓮茶は定期的に体験できます。
詳細は県営平城宮跡歴史公園のホームページにあるイベント情報から確認できますので、興味がある方はぜひ応募してみてください!
歴史イベント「帝と帝を支えた人々のこころ」
開催場所:県営平城宮跡歴史公園内
電話:0742‐35-8201
応募方法:公式ホームページより確認