ハワイと日本の食文化を取り入れて共同制作した記念商品を発売中

旅するパンマニア　片山智香子です。北は北海道、南は沖縄まで日本全国美味しいパンを求めて旅をしています。いままで食べたパンの累計は軽く1万個以上。そんなパン愛好家の私が「これは！」と感動した日本各地のパンを紹介していきますね。

帝国ホテルは、2009年にハワイの名門ホテル「ハレクラニ」と国内における予約受付業務に関する提携を開始し、毎年「ハレクラニフェア」を開催。2024年は15年目という節目の年になるということから、レストラン、バー・ラウンジ、ホテルショップにおいてハレクラニのシェフがが監修した新作のメニューを提供するということで、先日、プレスランチ会に参加してきました。

「ランデブーラウンジ」（本館1階）、「オールドインペリアルバー」（本館中2階）、「インペリアルラウンジアクア」（本館17階）、「パークサイドダイナー」（本館1階）などでスイーツやカクテル、料理などはもちろん、ホテルショップ「ガルガンチュワ」（タワー館1階）のベーカリーでもフェアの時期限定のメニューがあるようです。

パイナップルブリオッシュを実食

新作であるパイナップルブリオッシュは、ジューシーなパイナップルを存分に味わえる一品。ブリオッシュ生地に、マスカルポーネ入りのカスタードクリームと自家製のパイナップルコンフィチュール、オーブンで加熱をして甘さを引き出した角切りのパイナップルを重ね、ハワイで愛される花であるプルメリアをかたどったメレンゲをトッピング。

まず驚いたのが生地。ブリオッシュというと柔らかくリッチな味わいという印象を持っていたのだけれど、こちらはパイ生地のようなさっくりした食感なのです。それでいてバターのコクは丁寧に感じることができ、上にのったパイナップルの酸味との相性が良く、さっぱりした後味。メレンゲで作ったプルメリアも可愛らしく、これはもはや芸術品のよう。

プレスランチ会で頂いたのはパイナップルブリオッシュだけなのだけれど、それ以外にもフェア期間中に購入できるパンがあるので紹介しますね。

新作のマカダミアショコラは、口当たりなめらかなガナッシュにローストしたマカダミアナッツをたっぷり入れ、ブリオッシュ生地で包み焼き上げ、スライスしたマカダミアナッツとコナコーヒーをトッピング。香ばしいナッツの香りと、ザクザクとした食感。

アサイーブレッドは、朝食やデザートとしてハワイで親しまれている「アサイーボウル」をイメージしたパン。アサイーのパウダーとピューレを練りこんだフランスパン生地に、ブルーベリー、クランベリー、ココナッツファイン（ココナッツの実を細かく削って乾燥させたもの）、グラノーラ、くるみを混ぜこみ、表面にほんのり甘いコーングリッツ（トウモロコシを挽いて作られた穀粒）をまとわせ焼き上げているようです。

これらのパンは帝国ホテル東京と帝国ホテル大阪で展開しているのだけれど、大阪ではマカダミアショコラのみ販売しているそうです。