ロシアとクルド人(3)
第二次世界大戦が終わると南部を占領したイギリス軍は撤退したが、北のソ連軍は、なかなか動こうとはしなかった。しかもソ連支配下のイラン北部でアゼルバイジャン人民共和国とマハーバード共和国の成立が宣言された。後者は、イランのクルド人たちの共和国であった。そして、この国家に参加するためにイラクからムスタファ・バルザーニーというクルド人部族の長が部族兵を連れてイランに入った。
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