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【久留米市】短冊に願い事を書いて飾ろう。「坂本繁二郎の生家 七夕まつり」に訪れてみませんか?

いいコレ+地域ニュースサイト号外NETライター(久留米市)

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今回ご紹介するのは、2023年7月6日(木)〜2023年8月6日(日)の期間に開催される「坂本繁二郎生家 七夕まつり」です。

久留米市京町にあるこの建物は、明治後期から昭和にかけて活躍した久留米市出身の洋画家「坂本繁二郎」が生まれ育った生家です。

久留米市に残っている唯一の武家屋敷で、平成15年(2003年)7月28日に久留米市指定有形文化財(建造物)に指定されました。

この坂本繁二郎生家で短冊に願い事を書いて、笹竹に飾り付けをすることができるイベントが実施されます。

短冊・こより・ペンは会場に用意されており、手作りの飾りや短冊の持参も可能となっています。

通常は入場料210円(高校生以上)がかかりますが、特典として、短冊を飾りに訪れると坂本繁二郎生家の入場料が無料となります。 

坂本繁二郎生家の見どころ

坂本家は代々久留米藩に仕えていた武士の家系で、敷地面積は450坪(約1500)もあり、繁二郎は20歳で上京するまでここで暮らしていました。

建物は茅葺(かやぶき)と瓦葺(かわらぶき)とが結合した屋根を持つ、木造一部2階建てで、平成18年度から始まった保存整備事業で復原した建物です。平成22年5月からは一般公開されています。

坂本繁二郎の代表作は「放牧三馬」で知られ近代洋画の巨匠と言われています。

建物内には、繁二郎の友人であった青木繁(明治期の日本絵画のロマン主義的傾向を代表する画家)が、繁二郎の生家に居候した時に描いたと伝わる襖絵(複製)が展示しています。

普段、歴史に触れることが少ないので、この機会にぜひ久留米唯一の武家屋敷に訪れてみてはいかがでしょうか!

坂本繁二郎とは

近代洋画の巨匠、坂本繁二郎は、明治15年(1882) 旧久留米藩士の子として、京町に生まれました。

繁二郎は高等小学校時代、青木繁 (荘島町生まれ 重要文化財「海の幸」「わだつみのいろこの宮」などの作品を残し、28歳で死去)

と席を並べ、ともに森三美の画塾に通い洋画の道へ進みます。

以来、青木とは生涯を通じて友人であり、良きライバルとなります。

坂本は20歳の時に上京、その後画壇での地位を固め、二科会の創設に参加。

39歳でフランスに渡り、帰国後は終生久留米、八女に住み、美術界に大きな功績を残しました。

「帽子を持てる女」、「放牧三馬」など数多くの作品を制作しました。

74歳で文化勲章を受章し、昭和44 年(1969) 87歳で亡くなりました。

久留米市内には、この生家以外に坂本をしのぶことができるものとして、文化センター内の旧アトリエがあります。また、多くの作品が石橋美術館に所蔵されています。

坂本繁二郎画伯旧アトリエ(石橋文化センター)
坂本繁二郎画伯旧アトリエ(石橋文化センター)

坂本繁二郎生家 七夕まつり〜短冊を飾ろう〜  

開催日時:2023年7月6日(木)〜8月6日(日)10:00〜17:00(入場は16:30まで)

閉館日:月曜日(月曜日が祝日の場合、翌平日閉館)

開催場所:坂本繁二郎生家

所在地:久留米市京町224番地1

料金:無料 ※通常は入場料210円(高校生以上)

お問合せ:久留米市 市民文化部 文化財保護課

地域ニュースサイト号外NETライター(久留米市)

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