WEBと呼ぼう!HP
KNNポール神田です!
WEBと呼ぼう!HP
いつもながら、日本の特に新聞系の記事に、ノーマイカーデー的な誤訳な英字が使われているのが気になって仕方がない。なぜ、日本では、ウェブ、Web、WEBサイトのことを「HP」と表記するのだろうか?
世界でHPといえば、ヒューレット・パッカード社のこと
なぜか日本では、ウェブサイトのブックマークのホーム設定の「ホームページ」や「Top Page」のことをウェブサイトとして認識されてしまった。しかもそのHomePageを勝手に省略して、「HP」というようになった。
HPというと、まずはヒューレット・パッカード社のことを想起するのが世界の常識だ。最近のスラングでは、HPは”Harry Potter”を意味するらしい。日本だけが、HPと呼んでいる。今や、WEB=蜘蛛の巣をイメージする人は世界的に少ないだろう。HPよりWEBは、一文字多いだけだ。何よりも、「HP」というよりも、「WEB」とした方が英語にしても誤解を生まない。
「HP」は、野球のナイトゲームを意味する「ナイター」や「ノーマイカーデー」同様の通じない和製英語となってしまっている。
日本語ではHP 英語版ではWebSitesの使わけは必要か?
読売新聞の「一部安全性の強化が必要」年金機構、HP閉鎖の記事も、読売新聞の英語版 The Japan TimesではWebSitesとHPを言い換えている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150606-OYT1T50114.html
※リンクは切れるし、サイトの構造をカンタンに改悪されるとリンクしている側の媒体の価値までなくなってしまう。新聞社はアーカイブの価値に気づくべきだろう。
While the JPS blocked connections to outside websites on May 29,
過去記事を削除するようなニュースならば、最初からWEBに掲載しないでほしいくらいだ。しかも西暦とか月も省略なので、リンクする際に追記しないといつのニュースかもわからなくなる。
まずは、メディアからHP=ホームページの使用をやめませんか?
まずは、メディアから率先して、間違った和製英語を使わない努力をすべきである。
HPはWEBと呼ぼう!
また、「ハッカー」というコトバも「クラッカー」とすべきだと思う。「ハッカー」に非常に失礼でもある。
日本国民をミスリードしてしまう外来語を定義する自主機関も必要なのでは?