【保育士が見てきた】よく気が利く子どもの3つの特徴
子育てに奮闘中の全国のママさん、今日も子育てお疲れ様です。
保育士歴19年目、ママさんの子育てがちょっぴり楽になる方法を発信をしているちあき先生です。
今回は「よく気が利く子どもの特徴」についてお伝えしていきます。
よく気が利く子どもの3つの特徴
1、洞察力が高い
2、想像力が豊か
3、何かをしてあげたことで感謝された経験がある
1、洞察力が高い
よく気が効く子どもは洞察力が優れています。葉っぱの色の変化や人の表情や髪型の変化も敏感です。
洞察力は、日々の会話や質問から高めることができます。
- 自宅や公園の木を見ながら「だんだん葉っぱが緑から赤になってきたねー!」と会話する
- 雲の形を見ながら「なんの形に見える?」と質問する
- ホットケーキを作りながら「だんだんプツプツ穴があいてきたね」と共有する
- 空の色を見ながら「何色に見える?」と聞く
- 赤ちゃんを見て「どうして赤ちゃん泣いてるんだろうねぇ?」と質問する
こういうやりとりをしていくことで、子どもはその時はじめてその質問に対しての答えを出そうと考えます。
そこから、雲の形や葉っぱの色、ホットケーキの表面の変化や赤ちゃんを意識するようになり、次第に洞察力が身についていくのです。
2、想像力が豊か
よく気が利く子どもは想像力が豊かです。
泣いてる友達を見つけたら、“きっと嫌な気持ちなんだろうなぁ、じゃぁよしよししてあげようかな〟などとその瞬間に状況を判断して、何をするべきなのか?を考えます。
想像力アップには、絵本の読み聞かせがおすすめです。
絵本の主人公の数だけ、感情やさまざまな場面を模擬体験をすることができます。
そうする中で“こういうシーンの後にはこんな展開になる〟“こういった場面にはこんな感情になる〟というようなパターンの土台が作られていくようになるので、実際に似た場面でも状況を想像しながら読めていくようになります。
3、何かをしてあげたことで感謝された経験がある
よく気が利く子どもの最後の特徴として「何かをしてあげたことで誰かから感謝された経験がある」ということがあります。
パパ、ママ、おじいちゃん、おばあちゃん、お友達、先生、誰でも構いませんが、お手伝いなど自分が何かをしてあげたことで「ありがとう」と言われたり「とても助かったよ!」「すごいなぁ」と褒められたり、感謝される経験を積んでいます。
感謝された子どもは、喜んでもらいたくてもう一度やろうとします。
はじめは相手に喜んでもらうのが嬉しくてやっていたものが、次第にそれが習慣になっていき自然と身についていくんです。
子どもは“誰かを喜ばせたい〟この気持ちがとても強いので、何かしてくれた時は「ありがとう!」の言葉をかけてあげましょう。
今すぐできる!気が利く心を育てるトレーニング法
もしかしたら“うちの子は全然気が気が利かないんだよなぁ〟と思っているママさんがいらっしゃるかもしれません。
そんな時は、子どもに気が利くという体験をさせるのがおすすめです。
その体験こそが「お手伝い」です。
ポイントは「お手伝いしてくれるのを待っているのではなく、お手伝いできるようにこちらが仕掛ける」ということです。
「おはしを並べてくれる?」「荷物持ってくれる?」などという感じで、お手伝いできる環境をこちらが作り「ありがとう!助かったよ!」と言ってあげることで子どもは学びます。
“お箸を並べたらママは喜んでくれるんだ〟と。
そこからはじめて〝お箸を並べる〟ということに意識が生まれ、お箸を並べてくれるようになります。
その積み重ねで、結果として「気が利く行動が自然とできる」ようになるんです。
まとめ
今回は「よく気が利く子どもの特徴」についてお伝えしました。
実は子どもは、みんな気が利く存在です。
それを育てるには、お手伝いできる環境とそれをしてくれた時の大人の反応がとても大切です。
もしも子どもがお手伝いをしてくれた時は、お手伝いをしてくれたことに思いっきり感謝を伝えてあげたいですね。
今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。