今日ご紹介するのは、あんこ好きにはたまらない「喫茶はじまり」です。

「喫茶はじまり」があるのは、大曽根駅から徒歩６分ほどのところにある「つどいタウン」の中です。

訪問したのがちょうど七夕のころでしたので笹の葉にお願い事が書かれた短冊が飾られていました。

「つどいタウン」は、大曽根商店街にある複合商業施設です。

名古屋の三大商店街は、「大須商店街」「円頓寺商店街」「大曽根商店街」と言われており、それぞれの商店街で時代に合わせた取り組みがなされています。

「つどいタウン」は、大曽根商店街にかつての賑わいを取り戻すと同時に、次の時代に向けて商店街の新たな価値・可能性を生み出していく拠点として活動をしている施設です。

「つどいタウン」には、以下の4店舗が入っています。

「つどいタウン」があるのは、こちらのモニュメントの斜め前です。

大曽根商店街には、童話のようなオブジェやモニュメントが沢山飾られています。

大曽根商店街OZモールのモニュメント「オズの魔法使い」のひとつ「やっと故郷へ」も近くにありますので、一緒に探してみてください。

2023年8月31日にオープンした「喫茶はじまり」は「小倉トースト普及委員会」の委員長の高野さんが経営されている店で、カレーとあんこスイーツをメインに提供しています。

「小倉トースト普及委員会」は小倉トーストの普及を通して喫茶店文化を盛り上げることを目的に結成されました。

来る9月10日「小倉トーストの日」に向けて、2024年は「小倉トースト百人一首」の制作を進めています。

ご興味がある方は、応募期間中（7月20日～8月31日）に「小倉トーストにまつわる思い出や記憶、エピソード」を短歌形式（五・七・五・七・七の三十一文字）でご提出ください。詳細はホームページにてご確認ください。

1階の入り口で注文、支払いを済ませて、2階に上がると左側にたくさんの書籍が並んだインパクトのある壁紙が目に入ります。

この通路を通り抜けると、「喫茶はじまり」の2階のスペースです。

店内にはジャズが流れていて、とにかく居心地がいいです。

テーブル席の他、奥には座敷席もあります。

3階は、ねこへや「ta助」です。

猫と快適に暮らすためのグッズやインテリア、リノベーションのアイデアを見ることができるとのこと。

「ta助」店内では保護猫たちが遊んでいて、猫たちとの触れ合いも楽しめます。

1階の「喫茶はじまり」で、入場料（ドリンク代込）を払い、ドリンクを手に持って3階へと上がってご利用ください。

2階の奥は、「はじまる」の提供している「レンタルスペース」です。

1階には、「シェアキッチン」もあります。

シェアキッチン＆スペースでは、本格キッチンを利用して商品開発や料理教室、食のワークショップなどの開催、レンタルルームでは、講座、イベント、セミナー、ワークショップ、講習会、研修、各種発表会、持込みパーティなどを開くことができるとのこと。

使用されたい方は、「はじまるHP」から詳細をご確認ください。

さて、「喫茶はじまり」で今日いただいたのは、「あんこ玉スムージー650円」と「たっぷりお豆のトマトカレー」のハーフサイズ500円です。

セットでちょっと割引があります。

定番はやはり「小倉トースト」ですが、サンドイッチやカレーなどの軽食系もおすすめです。

あんこ玉がたっぷり入っています。

3階に猫カフェがあることもあり、かわいい猫の冷凍あんこも一緒に乗っています。

全ドリンクにミニあんこ付いており、滑らかなこし餡で口の中でとろけます。

あんこ玉を溶かしながら、柔らかくなりかけたあんこ玉も楽しめます。

上質なあんこを使っているのか、甘すぎずとても上品なお味です。

ストローであんこ玉を崩していくと、スムージーのような食感になります。

自分の好みの溶け具合で楽しめるお飲み物です。

今回いただいた「たっぷりお豆のトマトカレー」はハーフサイズです。

500円でワンコインで、軽食としてもちょうどいいです。

しっかり煮詰めた甘い玉ねぎとトマトに、たっぷりのお豆が入っています。

具沢山で想像以上にスパイシーです。あんこのスムージーと一緒にいただくと、辛さが苦手な筆者でも食べやすいです。

ご飯は、小豆ご飯で食感も楽しめます。

「小倉トースト普及委員会」の委員長でもある高野さんは、優しい笑顔がとても素敵な方です。

名古屋の喫茶店文化とまちづくりを掛け合わせることで、より多くの地域課題を解決できるのではないかと考え、現在はまちコーディネーターmachicoとして商店街の活性化にも取り組んでいらっしゃいます。

また日本あんこ協会が認定するあんこのスペシャリスト「あんバサダー」として、豊富幅広く活動をされていますので、あんこの魅力についても話が尽きなさそうです。

是非、「喫茶はじまり」へ足を運んでみてください。