金山駅のアスナル金山内にある「昔の矢場とん」のお得なランチを紹介します。

「昔の矢場とん アスナル金山店」の前を通る度にいつも気になっていました。

たまたま通りかかるとまだランチをやっていましたので、初めて入店してみました。

金山の商業施設アスナル金山に「昔の矢場とん」がオープンしたのは、2021年です。

創業昭和22年当時の「矢場とん」をコンセプトにした「みそおでん」や「串かつ」等のメニューがいただけるレトロな大衆酒場です。

「矢場とん」は、昭和20年代初頭の終戦直後の雑踏の屋台で、一人の客が何の気なしにつまみで食べていた串かつを、おもむろに”どて鍋”（もつの煮込み。名古屋では豆みそで煮込みます）のたれにドボンと浸して食べてみたことに始まります。

たまたまそこに居合わせた客である「矢場とん」の初代店主「鈴木義夫」氏もこのどて鍋に浸した串カツの美味しさに感動した一人で、なんとか商品にできないものかと試行錯誤をし、秘伝の味噌だれを完成。昭和22年（1947年）に南大津通四丁目電停前に「矢場のとんかつ」として創業をしたそうです。

店内はレトロ感漂う、落ち着ける空間です。

カウンター席は、お客様同士のプライバシーも目隠しで適度に保たれています。目隠しには、矢場とんの「ぶーちゃん」のイラストも描かれており、可愛らしい雰囲気も感じられます。

「昔の矢場とん アスナル金山店」のランチは、15時頃までの提供で、以下の4種類。

串カツや味噌おでんなど「昔の矢場とん」のおすすめメニューが一度にいただける大変お得なランチです。

「昔の矢場とん」の名物と一緒にお酒も楽しめます。

ランチを注文すると、ソフトドリンクが150円でいただけるのは少しお得です。

スペシャルランチ（デザート付き）1,900円（税込）がいろいろ食べられてお得そうだったので、オーダーしました。

フライ2品は、「定番の串かつ2本」と人気があるという「紅生姜肉巻き」を選択。

味噌おでん3品は、「味噌大根」、「豚もつ」、「たまご」にしました。

秘伝の味噌ダレがしっかりと染みた大根は、柔らかいだけでなく、歯ごたえも残っています。

味噌ダレが美味しすぎて、ご飯がどんどん進みます。

この味噌ダレがあれば、どれだけでもご飯が食べられそうです。

見た目が茶色で味が濃そうですが、タレは割とさらりとしています。

卵のトロトロ具合もたまりません。

豚モツも癖がなく、とても食べやすいです。

名物の串カツは、味噌ダレがかかっているのにサクサク感としっとりのバランスが絶妙です。

かつの衣をサクサクに仕上げるために通常の矢場とんのとんかつとは違うオリジナルの衣を使っているそうです。

「紅生姜肉巻き」は、紅ショウガと豚肉の相性が最高です。軽い食感でさっくりとく揚げられています。

どれもとても美味しくて、あっという間に食べてしまいました。

デザートの最中アイスは、最中がサクサク食感でアイスクリームは濃厚すぎずに最後にさっぱりといただけました。

名古屋生まれの筆者でも、味噌にどっぷりと浸かったおでんは普段はあまり食べません。「昔の矢場とん」は、名古屋の方にも、名古屋名物を食べたい遠方の方にもおススメです。。

是非、足を運んでみてください。