お隣の山梨県といえばフルーツ王国。
なかでも昼夜の寒暖差が大きい盆地特有の気候がぶどうの栽培に向いていて、栽培面積、生産量ともに日本一を誇っています。

そして山梨県で最も生産量が多いのが、シャインマスカットです。

シャインマスカットの旬は8月下旬から9月下旬。まさに今！

今回は農産物直売所大富士などにぶどうを卸している笹原さんの取り扱うぶどうに密着してみました。

毎朝山梨のぶどう畑へ出向き、収穫したブドウを卸している笹原さん。

シャインマスカットだけでなく、なんと希少種のマスカサーティーンも取り扱っています。
マスカサーティーンは山梨県の植原ブドウ研究所で開発され多品種です。まだ栽培している農園が少ないため、市場にはあまり出回っていない希少性の高いぶどうなんです。

シャインマスカットよりもおいしい！と噂されるマスカサーティーン。その噂は本当か食べ比べしました。

見た目（外観）

マスカサーティーン・シャインマスカットを袋に入った状態で並べてみました。
マスカサーティーンの方が大粒、シャインマスカットの方が小粒ですが房に付いている数は多いように見えます。

袋から出してみるとこんな感じです。左がマスカサーティーン、右がシャインマスカットですがほとんど見分けがつきません。

見た目（粒）

粒を比べてみるとマスカサーティーンは丸みを帯びていてちょっと色が濃くて透明感があります。
シャインマスカットは粒が少し細長くて、皮がしっかりとしている感じです。

切ってみるとシャインマスカットはさくっとした切れ味。実がしっかりとしている感じがします。
マスカサーティーンは皮が柔らかく果汁が多いです。

味

ジューシーで爽やかな香りのマスカサーティーン、薄皮なので皮の渋みはほとんど感じません。自然な甘さは上品で満足感のある味です。

シャインマスカットは皮のパリッとした食感と同時に豊潤な甘みが弾け、口の中に幸せが広がります。

食べ比べてみましたが、甲乙つけがたいおいしさでした。
ブドウ農家さんの間でも「栽培したい品種No.1」と定評のあるマスカサーティーンですが、希少種にためそろそろ収穫が終わってしまうそうです。
見かけたら、ラッキーです！この新しいおいしさをと王道のおいしさをぜひ食べ比べてみてくださいね。