【宗像市】10月22日に十割蕎麦・わっぱ飯「至(いたる)」がオープン!
2022年10月22日、宗像市須恵に粗挽き十割蕎麦と新潟県の郷土料理・地酒を味わうことができる大人のための隠れ家「至(いたる)」がオープンしました。
こだわりの料理、サービス、空間を目の行き届く範囲で届けたい想いから、昼2組・夜1組様限定の完全予約制。そんな宗像市の住宅街にひっそりとたたずむ店「至」をご紹介します。
「至」とは
「至」とは、こだわりの粗挽き十割蕎麦と新潟県の郷土料理、地酒で大切な人をもてなすことができる大人のための店です。
贅沢でプライベートなくつろぎの空間は個室となっており、ゆったりと食事や会話を楽しむことができます。
ご夫妻で切り盛りする同店は、会社員として勤務していたご主人が蕎麦屋で蕎麦打ちを習ったのち、約10年間自宅で研究を重ね、65歳を迎える2022年に勤めていた会社を退職しオープンしました。
お客さまが”大切な人”をおもてなしすることができる美味しい食事にくつろぎの空間、行き届いたサービス、何よりご夫妻のあたたかいお人柄が魅力のお店です。
メニュー
メニューは昼の宴(3,000円)、夜の宴(6,000円)と昼・夜ともにコースメニューを楽しむことができます。
新潟名物のわっぱ飯をはじめ、こだわりの十割蕎麦などご主人が熟考のうえこだわり抜いた料理がコースで提供されます。
実際に昼の宴をいただきましたが、個人的にはすべての料理に共通して出汁の香りと美味しさが印象的でした。
また、料理の味・見た目ともに深いこだわりを感じ、自然と1つひとつの食材をしっかりと噛み締め、味わいながら至福のひとときを過ごしました。
こちらは夜の宴です。
料理にあわせて新潟の地酒を楽しむことができるペアリングのコースもあります。(※お酒は二十歳から。飲酒運転は絶対にダメ。)
コース料理のため、メニューは仕入れの状況等により変更となる場合があります。詳しくは至さんのホームページをご参照ください。
「至」のこだわり
至さんが特にこだわっているのは次の3つです。
- 米(わっぱ飯)
- 蕎麦
- 出汁
それぞれご紹介します。
米
米は南魚沼産のコシヒカリを使用しています。品種改良をされていない日本にある在来種のものだけを使っている、昔ながらのコシヒカリです。
米を炊く釜には南部鉄器、水は天然アルカリ温泉水を使っています。
さらに、昔から釜で米を炊く時の火加減の手順として言い伝えられている「はじめちょろちょろ中ぱっぱ・・・」の手順で炊飯することで、しっかりと米粒が立って炊き上がります。
わっぱ飯は、天然水でとった昆布出汁で炊き上げたご飯をわっぱにつめ、その上に魚介類を乗せて蒸し上げています。
蕎麦
蕎麦も今では大変希少な昔から日本にある在来種のものだけを福井県から取り寄せて使っています。
そば粉だけを使い、石臼(いしうす)で粗挽きにしています。つなぎは使用せず、生粉打ちで十割蕎麦に仕上げたもちもちとした食感と少し太めの麺が特徴です。
よく噛むことで蕎麦本来の甘みや香り、食感を楽しむことができるのでゆっくりと味わってみてください。
出汁
至さんでは出汁にもとことんこだわり鰹節は鹿児島県で燻(いぶ)され、静岡県伊豆市の削り節店で加工されたもの。昆布は北海道利尻産の天然昆布を使い一番出汁だけを使用しています。
ご主人が自分の目で見て納得したものだけを使用しているので、化学調味料はもちろん既製品は一切使用していません。料理ごとに出汁の香りや味わいを堪能することができます。
内観
内観は重厚感があり、大人の雰囲気が漂う空間です。
扉を開け店内へ入った瞬間、異空間に来たかと思うほど細部までこだわりのつまった至さんの世界が広がっています。
こちらのテーブル席は元々リビングだった場所です。
ご自宅を改装した店内は、ほぼすべてご主人の手によるセルフリノベーションで作りあげました。
約26年前に家を建て、その翌年には改装をスタート。
和室は1番最初に改装をはじめた思い出の部屋なんだとか。
会社員だったご主人は単身赴任の期間なども含め、15年以上の月日をかけて考え、作り、修正しながら現在の内装を作り上げました。
和室は床暖房が備わっています。掘りごたつにもなっているので、足を伸ばしてゆっくりとくつろぐことができます。
もちろん、この庭もご主人がデザインして作りあげました。
テラス席もあるので、天気の良い日には日向ぼっこをしながらゆっくりと和の景色を愉しむのも良さそうです。
「至」の想い
「至で、大切な人と一緒にゆったりとした時間を過ごしてほしい。」と、想いを語ってくださいました。
じつはご主人、30代の頃からいつかは自分の店を持ちたいと夢を抱きつづけてきました。
その原動力は、妻への感謝の気持ち。
妻に感謝の気持ちを伝えたいのに、気恥ずかしさから口に出して言うことができなかった自身の経験から「妻をもてなすことで感謝の気持ちを伝えられる店があったらいいのに。」と、思い続けてきました。
その思いを自らの手で実現させた店が「至」です。
また、店名の由来はこれまでやってきたことが今に至り、この店ができたという想いから「至(いたる)」と名付けられました。
これまで歩んで来た日々の中で様々な出来事や出会いがあり、それらすべての経験のおかげで今がある。という周囲への感謝の気持ちが込められています。
「至(いたる)」で大切な人とゆったりとした大人の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
十割蕎麦とわっぱ飯 至
【住所】福岡県宗像市須恵4丁目24-2
【電話】0940-35-0751
(受付時間:8:00~10:00 14:30~16:30)
【営業時間】
昼〔11:00~13:00〕1組様限定
〔12:00~14:00〕1組様限定
夜〔17:30~21:00〕1組様限定
【定休日】不定休
※完全予約制(ご予約は2日前まで)
※一部屋6名様までのお部屋
※駐車場が1組様1台分のみ
※入店は18歳以上