【福津市】福間海岸の壁画リニューアル
4年ぶりに、福間海岸を象徴する壁画が新しく生まれ変わりました。
福間海岸の壁画とは
福間海岸の象徴であるこの壁画は、2020年に福津市観光情報ステーション「福間海岸ビーチハウス(福岡県福津市西福間4丁目)」の壁面に初めて描かれました。デザインは「福岡のハワイ」をテーマにハイビスカスとプルメリアの花で、訪れる人々に愛されてきましたが、時間の経過と共に劣化し、今回のリニューアルが決定されました。
リニューアルした壁画
新しい壁画のテーマは「かがみの海と貝殻」で、カラフルな海と空を背景に、海で遊ぶ二人の子供が描かれています。2024年1月に制作が始まり、3月3日に完成しました。制作総日数は7日間です。
「かがみの海」とは、福間海岸で干潮時に砂浜が鏡のように空を反射して映す神秘的な光景があらわれことを言います。
壁画の大きさは高さ3メートル、幅9メートルです。今回の取材を通じて巨大な壁に描く技術の凄さを目の当たりにしました。
壁画の作者
壁画の作者は、2020年の壁画も手掛けたカラリズムリサさん(以降「リサさん」と称する)です。宗像市出身のリサさんは、中学校の美術講師を経て独立し、音楽に合わせて絵を描くアートパフォーマーとして、また画家としても活躍しています。
これまでに壁面、看板、シャッターなどに48作品の壁画を制作し、「アートは自分の気持ちを出すものであり、エンターテイメントと考えています。依頼してくださる方との会話をとても大事にし、アートで思いを伝えることに重きを置いています」と話して下さいました。
最後に
リサさんは完成した壁画「かがみの海と貝殻」について、「自然の美しさには敵わないけれど、私なりに表現したアートの景色を楽しんでもらえたら嬉しいです。地元の人には『かがみの海』という魅力に気付いてもらうきっかけとなれば幸いです」と述べています。
2024年1月から約1ヶ月半の間、ほぼ毎回現場を訪れ、リサさんにお話を伺いました。リサさんのアートに対する姿勢や向上心、飾らない人柄には大変感銘を受けました。
海風が心地よいこの季節、リニューアルされた「福間海岸ビーチハウス」の壁画を見に出かけてみてはいかがでしょうか。
カラリズムリサ
音楽に合わせ絵を舞い描くアートパフォーマー。短時間で絵を変化させながら物語を描いていく。またアートを用いた舞台演出も得意とする。
カラリズムリサ公式Instagram
一般社団法人ふくつ観光協会
福津市観光情報ステーション「ビーチハウス」
【住所】福岡県福津市西福間4丁目15−1
ふくつ観光協会公式サイト