綾瀬駅の西口から住宅が建ち並ぶ路地を歩くこと2分ほど。見えてくるのは、週に２日のみ営業しているお惣菜屋さん『惣菜UOKYUうお久』です。

『うお久』という店名に、「お魚屋さん？」と思う方もいらっしゃるかと思います。
実は元々、この場所で50年ほど鮮魚店を営んでいたそう。この界隈では最後まで残った鮮魚店だったというお話し。
その後、コロナ禍の始まりとほぼ同時期にお惣菜屋さんを始めたそう。
鮮魚店の面影も残っていますが、モダンな印象を受けるお惣菜屋さんです。

なかなか営業時間に訪れる機会がありませんでしたが、お惣菜屋さんでは珍しく（？！）インスタで手作り総菜のラインナップを紹介している写真が目に留まりました。
投稿された美味しそうなお惣菜が食べたくなってしまい、足を運んできました！

手作りのお惣菜がズラリ並びます

お店に到着すると、先客の姿がありました。
常連さんと思われるそのお客さんは、たくさんのお惣菜を購入していました。近所のリピーターのお客さんのようです。
おかず作りに困った時は『惣菜UOKYUうお久』へ！というような、地域の方の強い味方になるお店なんですね。

日替わりで、常時10種類以上のお惣菜が並びます。
この日は、うどのきんぴらや切り干し大根の明太煮、菜の花の白和えなど、「旬の食材を使ったお惣菜が多いなぁ。」という印象を受けました。
また、和食だけでなくマーボーナスや参鶏湯など中華・韓国のお惣菜も。
家庭で作るには少し手間が掛かるお惣菜が多く並んでいるのも、嬉しいポイントですね。

ハンバーグにもささがきゴボウがたっぷり入っていて、食卓に並べばヘルシーな一品になりそうです。

親子で仕込みを協力　温かい家庭の味の訳！

店内では、おかあさんお一人で販売をしていました。
お話しを聞いてみると、週２回の営業日の前日には娘さんが仕込みを手伝いに来てくれるのだとか。
インスタグラムの投稿などはその娘さんが担当してくれているんだそう。
結構、インスタを見て来てくれるお客さんもいるそうですよ！

よくよく聞いてみると、お店のショップカードや小物なども娘さんがコーディネートされたそう。
昔ながらの家庭的な雰囲気の中にも、現代的な印象を受けるお惣菜屋さんだなぁ。と感じました。
また、「夕方にお仕事から帰って来て立ち寄るお客さんのためにも、19時までお店を営業している」という、おかあさんの優しさも感じました。

ゴロっと野菜で春を感じて

この日は少し肌寒い日だったので、温かい「和風ポトフ」を購入しました。
八百屋さんに並び始めた新玉ネギと新ジャガイモを使用しているとのこと。かなり大きくてゴロっとした野菜が斬新！

「和風ポトフ(500円）」

見てくださーい！この大きさ。玉ネギ丸ごと１個です。
スープには玉ネギの甘みがたっぷりと染み出ていました。ジャガイモも半分そのまま入っていて食べ応えがありました。春を感じる一品です。
家庭で作るポトフとは違った味付けで、ポトフを和風に味付けてもアリだなー。と、レシピの幅が広がった気がします。

食卓に温かい一品を！

母と娘で協力して仕込んで販売する。
そんな愛情がこもった温かいお惣菜は、もう一品欲しい時や、疲れておかず作りが面倒になった時に頼りになりそうです。
週２日と営業日は限られていますが、気になった方は『惣菜UOKYUうお久』の一品を食卓に並べてみてくださいね！