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「アラブの春」と、テロリストの死。移り変わる歴史のプレイヤー

高橋和夫国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

西洋近代化に対する反発から生まれたイスラム回帰運動は、エジプトにおけるムスリム同胞団結成という形で現実に影響を与えた。この組織には穏健派と過激派がいるが、その影響を受けた人物の中にウサマ・ビンラーディンがいた。彼は後年アルカーエダを組織し、アメリカ同時多発テロを起こし、最後はアメリカの軍事作戦で殺害された。2011年5月のことである。このタイミングは民主化運動「アラブの春」が始まった後であった。

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国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

国際情勢をわかる言葉で、まず自分自身に語りたいと思っています。北九州で生まれ育ち、大阪とニューヨークで勉強し、クウェートでの滞在経験もあります。アメリカで中東を研究した日本人という三つの視点を大切にしています。映像メディアに深い不信感を抱きながらも、放送大学ではテレビで講義をするという矛盾した存在です。及ばないながらも努力を続け、その過程を読者の皆様と共有できればと希求しています。

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