「アラブの春」と、テロリストの死。移り変わる歴史のプレイヤー
西洋近代化に対する反発から生まれたイスラム回帰運動は、エジプトにおけるムスリム同胞団結成という形で現実に影響を与えた。この組織には穏健派と過激派がいるが、その影響を受けた人物の中にウサマ・ビンラーディンがいた。彼は後年アルカーエダを組織し、アメリカ同時多発テロを起こし、最後はアメリカの軍事作戦で殺害された。2011年5月のことである。このタイミングは民主化運動「アラブの春」が始まった後であった。
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