【秋田県横手市】まるでワイン!葡萄の香り華やぐご当地ビール『横手大沢葡萄ラガー』とは?
横手の葡萄を使った地ビール?『道の駅さんない』で気になるモノを発見!
地元のおいしいビールで、幸せのひとときを。
秋田といえば、言わずと知れた日本酒の国である。私は大仙市の旧中仙町で生まれ育ったが、子供の頃から家には中仙地区の銘酒『秀よし』が、もはや醤油レベルで常備されていた。そう、秋田県民にとって地酒は家族のように身近な存在である。
そんな中、今回紹介するのは先日『道の駅さんない』で猛プッシュされていた地元発のビール・横手大沢葡萄ラガーだ。
気になるその価格は1本866円。これは第三のビールなら8本ぐらい買えちゃう価格……ってなんかスイマセン。通常のビールに比べてお高めのため、お父さんが商品の前で足を止めつつ、隣のお母さんをチラ見して退散。ちょっぴりそんな姿も目についた。
だがどうしても噂の地ビールが気になる私。なんせ由緒ある全国酒類コンクールで一位特賞と、その道のプロも認めた味だ。秋田在住の酒飲みとして一度は試したい代物である。ちなみに「一位特賞」というのは『どれも甲乙つけがたく一位の酒が複数あるけど、その中でもこいつは凄い!一位の中の一位だ!』みたいな感じらしい。
なるほど。やるじゃないか。気づくと私は横手大沢葡萄ラガーを手に取り、レジへと向かっていた。
1日の終わりにじっくり味わいたい!ご当地ビール『横手大沢葡萄ラガー』は想像以上のウマさ!
生粋の酒呑みである私は、その日のうちに噂の地ビールと向き合うことにした。ラベルに躍る「極上完熟葡萄と麦」という一文に、黄金色に輝く「全国酒類コンクール第1位」というステッカー。そのルックスからも「只者じゃない感」が溢れている。
この横手大沢葡萄ラガーを手がけているのは、地元発のクラフトビールを数多く世に送り出している仙北市の湖畔の杜ビール。アルコール度数は3.5%と、従来のビールに比べて低めなのも特徴だが、その味はいかに。
……おお、こいつはウマい。ひと口飲んでみると、葡萄の甘味と麦のほのかな苦みが顔を出した。葡萄本来の素材の味を生かした、贅沢なフルーツビールに仕上がっている。微炭酸で飲みやすく、華やかな香りも印象的。こいつは通常のビールのように喉ごしを楽しむというよりは、ワインのようにゆっくりじっくり味わうのが吉だ。
めちゃくちゃフルーティーだけど、ほんのりと酔いに誘う葡萄ラガー。普段はお母さんの顔色を気にして第三のビールが専門のお父さんにプレゼントすれば絶対喜ばれるし、甘いお酒なら呑めるけどビールはちょっと苦手というお母さんも十分楽しめそうだ。
1日の終わりにゆっくりとコップに注げば、訪れる小さな幸せ。地酒は家族のような存在だけど、葡萄の香り華やぐご当地ビールは素敵な恋人に出会った気分だ。
……と、勢い余ってオジサンがキザなセリフをかますほど、超フレッシュなフルーツビール。頑張った自分へのご褒美や、大切なひととの時間におススメだ。
【施設情報(購入したお店)】
道の駅さんない ウッディらんど 産直・物産売店
住所:秋田県横手市山内土渕小目倉沢34
営業時間:9時~18時
電話番号:0182-56-1600
定休日:なし