【富田林市】工事現場の白い壁が、まるで青空展覧会!!喜志小学校5年生と3年生の力作が飾られています
近鉄喜志駅からレインボーホールに向かって歩いていたたとき、あるものを発見しました。工事現場の白い遮蔽物に、ずらーっと絵が並んでいたのです。
建築現場などの工事現場は、どうしても騒音や振動などで近隣に迷惑かけざるを得ない問題があり、遮蔽壁に動物や自然などの絵を飾って、ちょっとでもほっこりするようになっていることがありますが、ここは動物の絵ではないようです。
近鉄喜志駅から富田林方向に少し歩くと、先日開通した高架線のところに行き当たります。しかし、まだ阿部野橋方面だけが高架で、残り半分の河内長野方面の開通は来年になるとのこと。
その影響なのでしょうか?喜志駅を南に行った西側は工事中のようで、このようにフェンスや遮蔽壁で覆われています。
その遮蔽壁の横の道を歩いていた時に、絵がずらっと陳列されているの知りました。ではこの絵の正体は何でしょうか?
それにはすぐに答えが表示されていました。喜志小学校の5年生が、稲刈りの様子を描いているものだったのです。
絵を見つけたところの向かいでは、ちょうど田植えが終わったのか、青々とした稲の苗が植わっていました。ということは、この絵は、昨年の稲刈りのときに写生をしたのでしょうか?
さて実際の絵を見てみましょう。確かにいろんな稲刈りのシーンが描かれていますね。5年生ひとりひとり個性があるので、同じ稲刈りを描いたものでもまったく表現が異なる絵が続いています。
作業している人が片足を立てるようなしぐさで、鎌で稲を刈り取るシーン、これはけっこうリアリティがあるような気がしました。長靴の色合いやマークなどもきちんと描かれていますね。
5年生全員でしょうか?たくさんの数の絵が展示されています。
これはもう、青空展覧会と言ってもいいですね!
1枚ごと、時間を忘れてついつい見とれてしまいました。自転車で通り過ぎていく人を何人も見ましたが、私の行動を見て不思議がられたかもしれませんね。
ところが、途中から絵が稲刈りとは違うものに変わっていました。これはいったいどういうこと?
水と描かれたもの、後は建物っぽいものが多いですね。
これはもしかして虫籠窓(むしこまど)でしょうか?
何だろうと思っていたら、答えが出て来ました。こちらは寺内町をテーマに、小学3年生が描いたもの。なるほど、それで建物や虫籠窓が出ていたんですね。
ということで、青空展覧会と言ってもよさそうな、次世代を担う小学生の絵を鑑賞しました。ただ工事が終われば、この絵は無くなってしまうのでしょうね。それはちょっと残念。
例えば石川に架かるこちらの高橋のように、絵をずっと見られるように検討してほしい。どれも力作だけに、そう思いました。
ちょうど絵を見終わって、田んぼを眺めていると、高架線を電車が走っていきました。いつまで青空展覧会が見られるか、情報がないのでまったくわかりませんが、近くを通る機会があれば、ぜひ鑑賞してみてください。
喜志駅近くの青空展覧
住所:大阪府富田林市桜井町2丁目
アクセス:近鉄喜志駅から徒歩5分