海外でも多い運転中の「ながらスマホ」の悲劇的な事故と動画による啓発活動
「ながらスマホ」で運転して追突、死亡事故を起こすという惨劇があった。運転手に対して禁錮2年8カ月が言い渡された。以下にニュースを引用しておく(太字は筆者)。
海外でも多い「ながらスマホ」による事故と啓発動画
運転中の「ながらスマホ」による悲惨な事故は日本だけではない。世界規模でスマホが普及し、世界中の人々が運転中でもスマホが気になって仕方がない。運転中でもメッセージが来たり、SNSが気になったり、動画やニュースをチェックしてしまっている。最近はだいぶ減少したが2年前の夏にはポケモンGoによる交通事故も多発していた。運転中の「ながらスマホ」の危険さは「歩きスマホ」の比ではない。
「It Can Wait(スマホ操作は待ってくれる)」
アメリカでも多くの州で運転中のスマホ操作は禁止されているが、それでも運転中の「ながらスマホ」による事故が後を絶たない。自動車を運転できる年齢の人なら「運転中によそ見してスマホ操作をしていたらどうなるか?」は想像できるはずだ。それにもかかわらず、SNSやらメッセンジャーの通知が来ると、スマホが気になってしまう。また道路で目の前に誰もいないし、車もないから大丈夫だろうと思って、ついついスマホをチェックしてしまい、運転中の「ながらスマホ」は減少していない。運転中に「絶対に自分だけは大丈夫」ということはない。
そのような中で、アメリカの通信事業者AT&Tは他の通信事業者にも呼びかけて、「ながらスマホ」の注意喚起を行うための動画を数年前から製作し、あらゆるところで放映。「運転中のスマホ操作がどれだけ危険か」の啓発活動を行っている。AT&Tでは「It Can Wait(スマホ操作は待ってくれる)」というキャッチフレーズのもと、「ながらスマホ」による交通事故の脅威を訴えている。
AT&Tの「ながらスマホ」啓発動画
以下にAT&Tが製作した啓発動画を掲載しておく。平和な生活が一変してしまうことがわかる。AT&Tでは毎年のように、多くの啓発動画を製作している。中には「ながらスマホ」による事故の加害者や被害者が登場するドキュメンタリーも多数ある。衝撃的な映像もあるのでご留意ください。
▼運転中でもメッセージが気になってしまう運転手。スマホの視点で表現(AT&T)
▼ちょっとスマホに目をやったその直後に(AT&T)
▼高校生が運転中に(AT&T)
▼AT&TではVRを用いて、運転中の「ながらスマホ」のシミュレーションも行っている(AT&T)
▼ドライビングシミュレーションによる啓発動画(AT&T)