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【さっそく実食】品川のラグジュアリーなホテルにモダンチャイニーズの夏のコースが新登場

くろにゃんホテルとグルメのライター

東京都品川区、品川駅直結のラグジュアリーホテル「The Strings by InterContinental Tokyo(ストリングスホテル東京インターコンチネンタル)」。

ホテル26階の中国料理「チャイナシャドー」では、​日本各地から取り寄せた旬の食材を味わいつくすガストロノミックシアターシリーズの夏のメニューが、2024年6月5日(水)から新登場。

本格的な中国料理をベースとして、イタリアンや和のテイストを重ねたモダンな味わいで、老舗の茶舗「一保堂茶舗」のお茶を随所に取り入れたハイブリッドなコースでした。

ぜひ記事をチェックしてみてください。

中国料理「チャイナシャドー」夏のガストロノミックシアター

極上ほうじ茶(水出汁)2,200円(税サ込)別注。甘さ、香り、後味とともにすばらしい。
極上ほうじ茶(水出汁)2,200円(税サ込)別注。甘さ、香り、後味とともにすばらしい。

中国料理「チャイナシャドー」夏のガストロノミックシアターは、ランチとディナーで楽しめます。今回はランチコースをいただきました。

<ランチコース>
・蝦夷鮑の煎茶ゼリー・鮎のくきほうじ茶煮・近江鴨のウイスキーソース金木犀の香り​
・野沢菜漬けとエビの蒸し餃子・信州ポークと信州味噌の焼売・信州そば粉と信州サーモンの蒸しクレープ・帆立貝の​ワサビマヨネーズ春巻き​
・長崎県産夏香タイの炒め 徳島県産天恵菇を添えて​
・沖縄県産アグー豚フィレ肉 赤ワインソイビーンズソース​
・シロエビと紀州南高梅入りリングイネ​
・玉露風味のもちロール・玉露入り杏仁豆腐・京番茶のクレームブリュレ​

ディナーメニューは以下の通りです。重なったメニューもありますが、いっそうゴージャスな内容です。

<ディナーコース>​
・蝦夷鮑の煎茶ゼリー・近江鴨のウイスキーソース金木犀の香り・焼肉・茶そばのXO醤巻き・鮎のくきほうじ茶煮​
・野沢菜漬けとエビの蒸し餃子・信州ポークと信州味噌の焼売・信州そば粉と信州サーモンの蒸しクレープ・帆立貝のワサビマヨネーズ春巻き​
・カラビネーロの蒸し物 徳島県産天恵菇を添えて​
・富山県産アカムツの炒め 真珠パウダーをちりばめて​
・新潟県産佐渡牛サーロイン 赤ワインソイビーンズソース​         または​、新潟県産佐渡牛フィレ肉 赤ワインソイビーンズソース(追加料金¥1,980)​
・シロエビと紀州南高梅入りリングイネ​
・玉露風味のもちロール・玉露入り杏仁豆腐・京番茶のクレームブリュレ

それではランチコースを詳しくご紹介します。

・蝦夷鮑の煎茶ゼリー・鮎のくきほうじ茶煮・近江鴨のウイスキーソース金木犀の香り​

前菜3種の登場に早くもときめきます!

蝦夷鮑の煎茶ゼリー

1717年(享保2年)創業、京都に本店を構える日本茶専門店「一保堂茶舗」の煎茶「嘉木(かぼく)茶」のゼリーが蝦夷鮑(えぞあわび)にたっぷり。お茶のほろ苦さも調味料なのです。ジューシーな鮑でした。

鮎のくきほうじ茶煮

奈良に伝わる「あまごのほうじ茶煮」を元に考案された「くきほうじ茶」煮の鮎はとても柔らかくほのかに八角が香ります。

近江鴨のウイスキーソース金木犀の香り​

ウイスキーが2度使われ丹念に調理された鴨はふわっと金木犀の香るエレガントな味わい。

・野沢菜漬けとエビの蒸し餃子・信州ポークと信州味噌の焼売・信州そば粉と信州サーモンの蒸しクレープ・帆立貝の​ワサビマヨネーズ春巻き​

点心はセイロではなくプレートにてモダンに登場。

野沢菜漬けとエビの蒸し餃子

シャキシャキの野沢菜とプリプリの海老、つるんとした皮。優しい味付けでうまみも引き立ち、点心師による間違いなしの味わい!

信州ポークと信州味噌の焼売

ピリ辛の味噌味。プリプリの海老がたっぷり使われていて大満足。

信州そば粉と信州サーモンの蒸しクレープ

信州サーモンとネギ油を薄いクレープで巻き、ソバの実の香ばしさがアクセント。

帆立貝の​ワサビマヨネーズ春巻き​

ワサビ風味の帆立貝柱のパリッと揚がった春巻き。

・長崎県産夏香タイの炒め 徳島県産天恵菇を添えて​

長崎の初夏のかんきつ「平戸夏香(ひらどなつか)」をエサに育ったタイは、ビタミンが豊富でうまみが増すそうで、まるで軽く干して戻して調理したように、うまみがしっかり味わえました。

天恵菇(てんけいこ)は肉厚でうまみがたっぷりの椎茸。ズッキーニやスナップエンドウ、花びらに見立てたクワイも散らして。

・沖縄県産アグー豚フィレ肉 赤ワインソイビーンズソース​

大豆を醤油につけて作るしょうゆ豆と赤ワインを合わせた「赤ワインソイビーンズソース​」は香り高く甘い。

味噌の要素も感じ取られ、柔らかく調理されたアブー豚にも野菜にもピッタリ。さらっとレモンが香り、洗練された味わいなのもさすが。

・シロエビと紀州南高梅入りリングイネ​

見た目はイタリアンなのに昆布、ごま、大葉と味わいは和食。

南高梅ははちみつ漬けを使われているのかソースが甘酸っぱい。白海老の名のごとく美しく素揚げされた白海老の存在感も大きい。

・玉露風味のもちロール・玉露入り杏仁豆腐・京番茶のクレームブリュレ​

デザートは3品の盛り合わせ。すべてにお茶が使われています。いつものチャイナシャドーオリジナルブレンドのエレガントな中国茶「ロンフォンイン茶」とともにいただきました。(コース別)

玉露風味のもちロール

青大豆きなこに玉露の粉末のほろ苦さ、上品な小豆、もちの食感。

玉露入り杏仁豆腐

杏仁香る杏仁豆腐の上に玉露の茶葉入りゼリー。

京番茶のクレームブリュレ​

バリバリの分厚いアメの下には「一保堂茶舗」ならではの京番茶のスモーキーな香りがしっかり享受できるクレーム。

おわりに

日本全国の初夏の食材がメニューごとにエリアを分けて登場し、「一保堂茶舗」のさまざまなお茶の味わいにてモダンチャイニーズを堪能できるコースでした。

気になる方は、絶景と共に食べてみてください。

チャイナシャドー
東京都港区港南2-16-1
ストリングスホテル東京インターコンチネンタル 26F
03-5783-1258(レストラン予約直通)
公式ページ(外部リンク)

取材協力:ストリングスホテル東京インターコンチネンタル

ホテルとグルメのライター

東京・関西2拠点生活+旅。ホテルとグルメの情報を毎日掲載しています。ライブドアブログ(22年~、15,000記事~)、インスタグラム(5,700投稿~、フォロワー37,000人~)、食べログ(約16年、約4000件)、Googleローカルガイドレベル10、国内外のホテル・レストランを多数取材しています。

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