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まだ間に合う!「11月が見頃の紅葉温泉」5選

高橋一喜温泉ライター/編集者

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紅葉シーズンもいよいよ終盤。東北や高地ではピークを終えて冬支度が進むが、関東や西日本など標高の低いエリアでは、これから紅葉の見頃を迎えるところも多い。まだまだ間に合う。

一方、温泉シーズンはいよいよ本番を迎え、湯船に浸かりつつ紅葉を愛でられれば最高だ。

そこで今回は、これから11月下旬にかけて紅葉が見頃を迎える温泉地を5カ所紹介する。秋の旅の参考にしてほしい。

秋川渓谷温泉(東京都)

「瀬音の湯」は東京都あきる野市にある日帰り温泉(宿泊も可)。東京都内とは思えない自然豊かな渓谷美が楽しめるロケーションにあり、浴室や露天風呂からも木々を眺めながら入浴できる。硫黄の匂いが香る源泉がかけ流しにされた内湯は東京屈指の名湯。秋川渓谷の紅葉は例年11月上旬から始まり、中旬から下旬にかけて最盛期を迎えるという。

箱根温泉郷(神奈川県)

「箱根十七湯」などと呼ばれるように、17の温泉地が集まる日本有数の大温泉地。箱根はエリアや標高差によって紅葉のピークが異なるため、比較的長い期間、紅葉が楽しめるのが特徴だ。最も紅葉が早い芦ノ湖周辺は、例年10月下旬から11月中旬が見頃だが、箱根の玄関口である箱根湯本温泉の紅葉の見頃は、例年11月下旬~12月初旬。標高やエリアによっては、これから見頃の場所は多い。

修善寺温泉(静岡県)

伊豆半島で最も歴史が長いとされる温泉地。鎌倉時代の源氏ゆかりの温泉地で、2代将軍・源頼家が幽閉された修禅寺や、北条政子が建てた指月殿など歴史を感じさせるスポットが多い。温泉街は1時間もあれば散策できる規模だが、遊歩道が整備されており、「竹林の小径」など絵になる風景も多い。秋の紅葉シーズンにゆっくりと散策したくなる大人の温泉街だ。紅葉の見頃は例年11月中旬から12月上旬。

亀山温泉(千葉県)

房総半島の山間部にある亀山湖は千葉県屈指の紅葉の名所で、周辺の見頃は例年11月中旬から12月上旬にかけてと、紅葉を遅くまで楽しめることで知られる。亀山湖畔に湧く湯は、植物由来の黒色のモール泉。亀山温泉ホテルでは「チョコレート色」と評している個性的な源泉だ。同じく黒色の湯が湧く養老渓谷周辺も同時期に見頃を迎える紅葉の名所である。

山中温泉(石川県)

松尾芭蕉も湯を気に入って滞在した歴史ある温泉地。山々に囲まれた温泉地は紅葉の名所が多く、とりわけ「鶴仙渓」のこおろぎ橋の紅葉は絶景スポットである。鶴仙渓は遊歩道が整備されているので、ゆっくり散策しながら紅葉を愛でることができる。今年は紅葉が始まったばかりで11月下旬に見頃を迎えそうだ。シンボルである「菊の湯」は、日本最大スケールの共同浴場。

※紅葉の見ごろの時期については例年のデータを参照しています。今年の状況については現地の情報を確認してからお出かけください。

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3900超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『スーパーJチャンネル』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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