【札幌市北区】北大近くの静謐な和風コーヒー屋さんで、お月見気分にひたってみよう
北大にほど近いひっそりとした一角にある「コーヒー屋さん 月祭(つきさい)」。自家焙煎の確かな味と、和風な佇まいがすてきなコーヒー専門店と聞いたので、行ってみました。
個性的でかわいいのれんがお出迎え。
古都で楽しむお月見をイメージして作ったお店だそうです。
シンプルで静謐な空間には、そこはかとなく「禅」のイメージを感じます。
こちらのコーヒーは、コーヒー豆本来の風味がしっかり感じられるように、優しめの焙煎にしているとお見受けしました。
そんなこだわりのお店では、やはりシングルオリジンをオーダーしてみたいです。今回はまだ北海道では珍しい、中国・雲南省のダブルファーメンテーションしたコーヒー豆を使ったものがあったので、ワクワクしながらオーダーしました。お会計は先払いです。
ダブルファーメンテーションとは、発酵を2回繰り返したもので、2回のプロセスがそれぞれ違う方法の場合もあります。今やコーヒー豆にもどんどん発酵が取り入れられています。
きれいな器でコーヒーと、ペアリングフードで頼んだ「きなこわらびもち」がやってきました。
お、たしかにお月見だ。
色調が華やかなコーヒーの表面を夜の池に見立てると、そこに月をイメージしたような和紙の灯りが反映してます。
香りがすごく心地よいコーヒーです。一口飲んでみると、おお、これはローズティか?ポートワインか?というように、ナチュラルかつフローラルな風味を感じます。上質な一杯です。
少し冷めてくると、今度はネーブルの皮のような、ほろ苦い柑橘系の風味も感じることができました。
この雲南は中浅煎りですが、浅煎りに近い印象を筆者は持ちました。
その香り豊かな風味を決して邪魔しない「きなこわらびもち」。甘すぎず、コーヒーと同じく静かな佇まいで、黒蜜がまた絶妙にマッチ。
こちらのお店はフードだけではなく、インテリアもまた素敵です。
机の片隅には、熊さん。
カウンター下に架けられている動かなくなった時計は、時間の流れが止まったかのような、そんな店内の空気感を表しているようです。
こちらのお店では、その時の在庫や状態により、しばしばメニューが変ります。今回の写真で取り上げたコーヒーやフードがない場合もあります。その時その時の空気をお楽しみください。(今回はそのためお値段も掲示していないことをご了承ください。)
一杯のコーヒーを飲みながら静かな時間を過ごしたい方、スペシャルティコーヒーが好きな方には、是非一度行っていただきたいコーヒーショップです。
必ずお出かけ前にInstagramやそこからジャンプできる公式ページで、営業中であるかどうかということと、最新の情報を確認してからお出かけください。(比較サイトなどに掲載されている情報が正確ではないこともあるそうです。)
札幌に桜が来る前に、お月見気分で香り高いコーヒーを楽しみましょう。
音楽の選曲もバロック主体で透明感があり、本当に坐禅を汲んだように心が洗われる、素敵なコーヒー屋さんだと思いました。また来ます。
■コーヒー屋さん 月祭(つきさい)■
住所::札幌市北区北13条西3丁目2-27トミイビルNo.11-1F
営業時間:09:30〜17:30
ただし朝活の日(カレンダー参照):07:00〜16:00
夜カフェの日(カレンダー参照):12:00〜20:30
定休日:木曜日
※この他にも、一部営業日時の変更やイレギュラーがありますので、Instagramを確認ください
電話:無
お支払い方法:現金のみ
駐車場:無
禁煙
お持ち帰り:珈琲豆、お飲物は可能
交通:地下鉄南北線北12条駅徒歩4分
※店内の写真撮影のお願いごとなどがありますので、店頭にてご確認をお願いします。
公式Instagramはこちら
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