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【秋田県大仙市】週末限定のご当地グルメ!大仙市内小友の直売所で愛される「余目そば」とは?

KANEYANライター/地域クリエイター(大仙市・横手市・仙北市・仙北郡)

ええかげんな父ちゃん母ちゃんの店?国道105号線沿いにある噂のそば処へGO!

夏の始まりは、冷たい余目そばと共に。

朝から爆売れするご当地パンで有名な『デイリーヤマザキ 大曲西店』がある大仙市内小友の国道を南下すると、直売所に隣接する「そば処」が見えてくる。「e-かげん(ええかげん)な父ちゃん母ちゃんの店」というユニークな看板が目印の『余目(あまるめ)いきいき産直』だ。

余目いきいき産直(余目そば処)
余目いきいき産直(余目そば処)

地元・大仙市余目地域の有志たちが運営するこの直売所は、2010年から本格的に営業をスタート。2011年には直売所の隣に手作りのログハウスを設置し、「余目そば」の提供を開始した。毎年、夏の始まりから秋頃まで営業するこのそば処は、地域の方はもちろん、市外の方にも広く愛されている。

「地元の夏」を感じられる開放的な空間がグッド!
「地元の夏」を感じられる開放的な空間がグッド!

大きな文字で「そば」と書かれた緑色の暖簾をくぐると、ええかげん……ではなくて、親切な父ちゃん母ちゃんが迎えてくれた。木の温もりを感じる開放的な空間と、溢れ出る地元感。都会では味わえないこの空気、私は好きだな。なんて余目の中心でこっそり告白をかましつつ、目の前の品書きをチェックしよう。

品書き

品書き
品書き

冷がけそば:750円、冷がけ天ぷらそば:950円、ざるそば:750円、天ざるそば:950円、納豆そば:850円など。※大盛りはプラス150円

おっ、冷がけがあるじゃん。実は去年の夏に『大曲食堂』で出会って以来、私はこの羽後町が誇るソウルフードの大ファンである。暑い季節は、やっぱり冷がけよね。なんて思いながら、腹減る私の視界は天ぷらも捉えた。そう、今日は冷がけ天ぷらそばでファイナルアンサーだ。

地元のそばとホクホクの天ぷらがウマい!週末限定のグルメ「余目そば」に舌鼓!

冷がけ天ぷらそば
冷がけ天ぷらそば

注目の冷がけ天ぷらそばが到着。キリっと冷えたそばや揚げたての天ぷらはもちろん、後ろにチョコンと待機するがっこ(漬物)もなんだか嬉しい。これで950円はコスパ的にもかなり優秀ではなかろうか。

地元産の「夏の味」に舌鼓!
地元産の「夏の味」に舌鼓!

おお、良いじゃないか。冷がけならではの強いコシに、つゆの塩梅もジャスト。のどごしも良く、これなら無限に食えそうだ。ちなみに、ここで味わえるそばは余目の畑で収穫したものを使用。地元産の「夏の味」を啜りながら、隣で待機する天ぷらをロックオンだ。

揚げたての天ぷらにも注目!
揚げたての天ぷらにも注目!

実はそばを注文して待っている間、奥の厨房から天ぷらを揚げる心地良い音が聞こえていた。そんな揚げたてピチピチの精鋭たちのラインナップは、2匹の海老にカボチャ、サツマイモ、ピーマン。この野菜たちも、できるだけ地元で収穫したものを使っているとのことだ。

地元の野菜が甘くてウマい!
地元の野菜が甘くてウマい!

窓の向こうからやってくる余目のナチュラルな風を感じながら、そばを啜る。最近はエアコンのある空間が当たり前になっていたけど、こういうのも夏を感じれて良いもんだな。ふとそんなことを思いながら、天ぷらをモグモグ。カボチャやサツマイモはもちろん、ピーマンも甘味がありウマい。そばは冷たいけど、心は温まる。今日はそんな昼飯だ。

併設している直売所では、地元で採れた野菜の販売も!
併設している直売所では、地元で採れた野菜の販売も!

帰り際、地元で採れた季節の野菜が並ぶ直売所で、代表の方と少しお話させてもらった。そこで感じたのは地元・余目と、そこに関わる人々を大切にする想い。それは決して「e-かげん(ええかげん)」ではなく、揺らぐことのない信念のように思えた。

ココでしか味わえない週末限定のご当地グルメ。それは、地域の方々が一丸になって育んできた大切な「そば」と「想い」が形になった必食の逸品だ。

【店舗情報】
余目そば処(余目いきいき産直)
住所:秋田県大仙市内小友字下余り目26-1
営業時間:11時~13時30分
電話番号:なし ※お問い合わせは、直接店舗(直売所)までお願いします。
営業日:毎週土曜日、日曜日 ※そばは10月末頃まで提供予定

ライター/地域クリエイター(大仙市・横手市・仙北市・仙北郡)

大仙市在住のWEBライター。趣味は酒場巡り。現在はYahoo!で地域情報を発信しているほか、秋田市のフリーペーパー「あおぽ」でグルメ記事の執筆や「大仙経済新聞」の運営にも携わっています。

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