【北海道旭川市】伝統を受け継ぎながらも進化したスープ「特一番 動物園通り店」の味噌ラーメン
現在、旭川で最も歴史があるラーメン店は昭和22年に創業した「蜂屋」と「旭川らぅめん青葉」です。
それから3年後の昭和25年に創業したのが「特一番」で、旭川で多店舗展開したのが最も早かったのが「特一番」と言われています。
3条6丁目にあった本店はすでに閉店し、現在は「動物園通り店」と「本町店」、「流通団地店」の3店が営業を続けています。
『特一番 動物園通り店』があるのは、工業団地1条2丁目。旭川の中心部から旭山動物園へ向かって車を走らせると、左手に大きな看板が見えてきます。
旭山動物園から一番近い場所にあるラーメン店ということもあり、旭川市民だけでなくたくさんの観光客も訪れます。
『特一番 動物園通り店』を訪問するのは、昨年の3月以来。夏場は観光客の方が多くいつも混んでいたので避けていましたが、冬になりやっと来れました。
店内には、時計やラジオ、蓄音機など、昭和を感じさせるレトロな品々がたくさん飾られています。
時計の中には止まっているものもあるので、時間を確認する時には、新しい時計を探しましょう。
最近は、いろいろなお店で塩ラーメンを頂いていましたが、寒くなるとコッテリした味噌ラーメンが食べたくなりますね。
そう言えば『特一番 動物園通り店』の味噌ラーメンは、もう何年も食べていないかもしれません。
今回はちょっと贅沢して、バターをトッピングしました。なんと2切れものっています。
特一番のラーメンは、20時間以上煮込んだ豚骨と魚介ダシのダブルスープが特徴です。
味噌ラーメンには、白味噌と八丁味噌をブレンドして、15種類以上のうま味成分を加えた味噌だれを使っています。
味噌ラーメンの誕生は、昭和30年に札幌の「味の三平」が味噌汁をヒントに作ったのが始まりと言われています。
特一番が創業したのが昭和25年なので、味噌ラーメンは創業当時には無かったメニューですね。
いつ「特一番」のメニューに味噌ラーメンが登場したのかはわかりませんが、創業以来の伝統を受け継いだスープに、さらに工夫を加えた味噌ラーメンのスープ。
味噌の甘みとコクがありコッテリとした味に、ピリっと辛さが加わり寒い時期にぴったりの味です。
低加水率のちぢれ麵との相性は抜群で、スープがよくからみます。
塩分の摂り過ぎになるので、スープを飲み干さないようにしていますが、表面に浮いたバターがもったいなくて、ついつい完つゆしてしまいますよね。
ごちそうさまでした。
【店舗情報】
店舗名:特一番 動物園通り店
所在地:北海道旭川市工業団地1条2丁目4-18
電話番号:0166-36-3381
営業時間:5月~10月 11:00~19:00/11~4月 11:00~18:30
定休日:不定休