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【速報・国際Aマッチ】韓国がハメス・ロドリゲス、ファルカオがベンチスタートのコロンビアに2-1で勝利

64000人超が訪れたソウルワールドカップスタジアムで試合は行われた

【国際Aマッチ 韓国 2-1 コロンビア@ソウルワールドカップスタジアム】

 韓国がハメス・ロドリゲス、ファルカオがベンチスタートとなったコロンビアを相手に2-1の勝利を挙げた。

 4-1-3-2の布陣で望んだ韓国は、中盤から再三再四、コロンビア守備陣の裏のスペースを突くパスでゴールに迫る。「新しい選手を試すなか、韓国が強く出てきて少し動揺した」(コロンビア代表カルロス・ケイロス監督)というなか、先制点は比較的早い時間に生まれた。

 17分、ファン・ウィジョのスルーパスから中央やや右を抜け出し、GKの頭上を抜くゴール。6万4000人を超える大観衆が大きく揺れた。

 前半はこのまま韓国のペースでゲームが続いた。W杯出場を逃した後、国内のトップクラブ全州から中国に移籍し物議を醸したCBキム・ミンジェ、ガンバ大阪のキム・ヨンクォンが危なげなくコロンビアの攻撃を止め、攻撃に転じては、ソン・フンミン(トッテナム/イングランド)とファン・ウィジョ(ガンバ大阪)の2トップが裏のスペースを狙い続け、チャンスを作った。

ガンバ大阪のファン・ウィジョ。初めてソン・フンミンと2トップで出場。インパクトを残した。
ガンバ大阪のファン・ウィジョ。初めてソン・フンミンと2トップで出場。インパクトを残した。

 後半開始と同時に、コロンビアはハメス・ロドリゲスを投入。再びスタンドが湧く中、48分過ぎからゲームが大きく動く。ファン・ウィジョが右サイドを抜け出し、角度がない位置ながらGKと1対1になるチャンス。中央でソン・フンミンが待ち構えたが、ファンはシュートを選択。シュートは枠外となり、チャンスを逸した。

 コロンビアはこのピンチの後、スタジアムの一瞬緩んだ雰囲気を逃さなかった。49分、すぐに攻撃を仕掛け、MFルイス・フェルナンド・ディアス・マルランダが左サイドから右足でファーサイドにゴールを決めた。

 その後、一進一退の展開が続く中、韓国は低く構えた相手の守備ライン近くを行き交うロングパスに活路を見出す。「日本よりもより直線的に攻撃してきた」(ケイロス監督)という攻撃は58分に実を結ぶ。サイドチェンジから右MFイ・ジェソンが右サイドを抜け出し、利き足の左足でシュート。GKイヴァン・マウリシオ・アルボレダが掴みきれず、2-1に。

 その後はコロンビアもハメス・ロドリゲスを起点に攻勢に出たが、韓国は最終ラインが踏ん張り、さらにGKチョ・ヒョヌがビッグセーブを連発し、同点ゴールは生まれない。

 コロンビアは徐々に感情的になり、ゴール前での衝突後、韓国の医療スタッフが持ち込んだクーラーボックスをFWファルカオがピッチ外に投げ出してしまうシーンも。終了間際には混戦から同点ゴールを押し込んだかに見えたが、オフサイドの判定。2-1のスコアのまま、韓国の勝利となった。試合後、コロンビアはこの判定に抗議するシーンも見られた。

 Jリーグからは、ファン・ウィジョ、キム・ヨンクォン(ガンバ大阪)の二人が先発。ナ・ソンホが後半から出場した。ファンは得点シーンのほか、26分にナ・サンホとのパス交換から左サイドを突破しシュートを放つなど、多くのチャンスを生み出した。

韓国代表先発メンバー

 

GKチョ・ヒョヌ(大邱)DFキム・ムヌァン(釜山)、キム・ミンジェ(北京国安/中国)、キム・ヨンクォン(ガンバ大阪)、ホン・チョル(水原)。

MFイ・チョンヨン(ボーフム/ドイツ)、チョン・ウヨン(アル・サッド/カタール)、ファン・インボム(バンクーバー/MLS)、イ・ジェソン(ホルシュタイン・キール/ドイツ)

FWソン・フンミン(トッテナム/イングランド)、ファン・ウィジョ(ガンバ大阪)。

吉崎エイジーニョ ニュースコラム&ノンフィクション。専門は「朝鮮半島地域研究」。よって時事問題からK-POP、スポーツまで幅広く書きます。大阪外大(現阪大外国語学部)地域文化学科朝鮮語専攻卒。20代より日韓両国の媒体で「日韓サッカーニュースコラム」を執筆。「どのジャンルよりも正面衝突する日韓関係」を見てきました。サッカー専門のつもりが人生ままならず。ペンネームはそのままでやっています。本名英治。「Yahoo! 個人」月間MVAを2度受賞。北九州市小倉北区出身。仕事ご依頼はXのDMまでお願いいたします。

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