滋賀県知事選 中盤は三日月氏優勢、近藤氏追う=JX通信社 情勢調査

(ペイレスイメージズ/アフロ)

今月24日に投開票を迎える、滋賀県知事選挙。2期目を目指す現職の三日月大造氏と、新人で元滋賀大学副学長の近藤学氏の2人の候補による一騎打ちとなっている。

前回2014年の選挙では、嘉田由紀子前知事の支持を受けた三日月大造氏が、自民党が推薦した小鑓隆史氏(現同党参議院議員)を約1万3000票の僅差で押さえて初当選した。では、今回の選挙戦はどのような情勢になっているのか。報道ベンチャーのJX通信社では、今月16・17日の両日、滋賀県内の18歳以上の有権者を対象とした電話調査を実施し、選挙戦中盤の情勢を探った。調査の概要は末尾記載のとおりだ。

中盤は三日月氏が優勢、近藤氏が追う

JX通信社が6月16・17日(土・日)に実施した情勢調査を分析した結果、滋賀県知事選の中盤情勢は、元民主党衆議院議員で現職の三日月大造氏が優勢で、新人で共産党推薦の近藤学氏が追う展開となっている。なお、態度未定者は約3割残っており、情勢は流動的だ。

政党支持層別では、三日月氏が支援を受ける自民支持層の約7割弱に加えて、立憲民主党・日本維新の会支持層のそれぞれ約5割、公明支持層の約8割を固めた。また、無党派のおよそ5割からも支持を得ている。

対する近藤氏は立憲民主党支持層の約2割、共産党支持層の約6割を固めたが、無党派層からの支持は約1割に留まり、三日月氏に離されている格好だ。

三日月氏は前回知事選も嘉田由紀子前知事の後継候補として出馬したこともあり、嘉田氏の政治団体「チームしが」の支援を受けている。これに加えて、前回知事選で対立した自民党からも支援を受けていることから、事実上の「オール与党」に近い支援体制となっており、選挙戦を優勢に戦っている。

こうした構図を反映してか、今回の選挙に「大いに関心がある」と答えた有権者は29.0%に留まった。これは他地域も含めた一般的な首長選挙と比べても低い数値であり、前回よりも投票率が下がる可能性が高い

有権者が重視する政策課題(争点)別に見ると「医療や福祉」が最多の35.0%、「景気や雇用」が18.0%、「教育や子育て」が16.7%、「原子力発電所について」が9.6%と続いている。三日月氏はこれら主な争点の殆どで近藤氏より多い支持を集めている。

近藤氏は大戸川ダムの建設反対や脱原発を争点に掲げているが、大戸川ダムの建設についての問題を主要争点に挙げた有権者は3.1%にとどまり、その争点でも三日月氏への支持を下回るなど苦戦している。

調査概要

調査方式:RDD(乱数番号自動生成)方式

調査対象:滋賀県内の18歳以上の有権者

日程:6月16日・17日(土・日)/有効回答803