「1回払い」のはずがなぜリボに?自動的にリボになる仕組みとは

写真はイメージ(写真:アフロ)

「1回払いで」と言って買い物をしたはずなのに、知らない間にリボになっていた。実際にあった話ですが、このような話をよく聞きます。

A子さんは数万円の買い物をしたはずなのに、銀行から引き落とされるのは毎月数千円ずつでした。「不思議だなぁ」と思っていたものの、仕事も忙しかったために、カード明細は確認せずにしばらく放置していたようです。しかし、ファイナンシャルプランナーに家計の相談をすることによって、クレジットカードの支払いがリボになっていたことに気づきました。いくつもの買い物が積み重なり、数年間続けていたためにA子さんは手数料の総額として数十万円を支払っていたようです。

例えば、3万円のお財布を年利15%のリボ払いで購入するとします。毎月の返済額を5,000円とすると、支払額の内訳は以下のようになります(2018年1月1日に買い物をした場合)。

1ヵ月目:5000円(元金)+320円(手数料)

2ヵ月目:5000円(元金)+287円(手数料)

そうすると6カ月かけて返済する総額は3万1233円になります。手数料という名の下の利息だけで1233円もかかったことになります。さらに返済が長期化したり、高額化すると、手数料はどんどん膨らんでしまうのです。

一体なぜ一括払いのつもりがリボ払いといったことが起きるのでしょう。それはクレジットカードによっては自動的にリボになる仕組みが初期設定とされていたり、事前登録型でリボ払いが基本設定となる場合があるからです。

例えば、ファミマTカードの場合、リボ払いカードなので標準設定がリボ払いになります。初月は手数料がかからないために、自分でアクションを起こして全額払いにしたり、ファミリーマート店内のFamiポートで全額返済をしないと手数料がかかります。

また、エムアイカードの「あんしんリボ」は事前登録型リボサービスです。事前に同意のうえ登録をすると、それ以降のショッピング利用分が原則として自動的にリボ払いになります。この場合、店舗では1回払いを指定しても自動的にリボ払いになるので注意が必要です。「一時的に」と考えていても解除するまでは自動的にリボになるために忘れないように管理をする必要があります。

セゾンカードの「リボ宣言」も類似サービスでカード会社によってサービスの名称は異なります。

もちろん、自覚があってリボ払いを選んでいるのであればよいですが、いかにして、うっかりリボを避ければよいのでしょうか。

一つはクレジットカードの明細を最低月一度は確認をするということです。まず確認する箇所は買い物の内訳です。買い物の日、品物、金額を確認し、身に覚えのない支出がないかを確認しましょう。稀に不正使用もあるので、その場合はカード会社にすぐに連絡をしましょう。

次に支払い方法と請求金額です。ショッピング一回払い、リボルビング払い、分割払い、ボーナス払いなど、買い物をしたものがどの支払い方法になっているかを確認しましょう。買い物の総額と支払額がずれている場合は、締め日をまたいで翌月になっているのか、リボ払いになっているのか理由を確認しましょう。ちなみに買い物によって、ボーナス払いや2回払いなど分割払いを多用させると明細が見づらくなります。クレジットカード初心者は預金額を限度に利用し、基本一括払いをお勧めします。

さて、確認の際に意図的ではなくリボ払いになっていたら、カード会社に連絡をするなどで支払い方法の変更ができるのが一般的です(変更期日などあり)。無自覚のまま何年も手数料を取られていたということがないためにも必ずクレジットカードの明細を確認するようにしましょう。特に消費増税前後、キャッシュレスが盛り上がりマネー初心者もカードの利用が増える頃。うっかり失敗のないように管理を徹底したいものです。