消費税10%になる前にやっておきたいお金のこと(買い物編)

写真はイメージ(ペイレスイメージズ/アフロ)

2019年10月、消費税率が10%に引き上げられる予定です。2%の差は大きいので、買い物はなるべく早くから準備して、安いうちに買っておきたいと思っている人もいるでしょう。しかし、不要な物まで買えば損になります。私は消費税が8%に上がった2014年の4月の対策としてテレビや雑誌など数々のメディアでその見極め方を解説してきました。基本的に前回と同じ対策をしておけばよいのですが、忘れている人も多いと思うのでおさらいをしましょう。

基本的な考え方として、商品を3つに分けて考えましょう。

【1】消費税増税に伴って、必ず値上がりするであろうもの

【2】値崩れしにくく、消費税増税前に買っておいてもよいもの

【3】値下がりする、または値引きされることが多く、消費税増税分がそのまま値上がりするとは限らないもの

 

【1】と【2】は、消費税増税前に購入することを検討してもいい商品です。【3】は、増税直前に駆け込みで購入しても得するとは限らないので、慌てて買わないで必要性に応じて吟味しましょう。以下、詳しく見ていきます。

【1】消費税増税に伴って、必ず値上がりするであろうもの

以下のような商品は、消費税増税分がそのまま値上がりする可能性が高いと言えます。

定期券/回数券/新幹線のチケット/国内便の航空券/アミューズメントパークのチケット(ディスニーランド、ユニバーサルスタジオなど)/書籍・雑誌/デパートで定価購入する化粧品/美容サービス/保険の効かない医療費(ホワイトニング、人間ドックなど)/カルチャースクールや学習塾の費用/カタログギフト/ブランド品/一部の缶ジュース/常備薬やコンタクトレンズ/たばこ/冠婚葬祭費用(結納、結婚式)/家族写真サービス

特にアミューズメントパークのチケットは価格そのものも右肩上がり傾向になっており、便乗値上げされる可能性もあります。チケットの有効期限を確認して増税・値上がり前に購入しておくのも手です。ほかの商品も、有効期限や賞味期限に気を付けて、購入を検討してもいいと思います。

【2】値崩れしにくく、消費税増税前に買っておいてもよいもの

浄水器のカートリッジ/プリンターのインクカートリッジ/空気清浄機のフィルター/ゴミパック/電動アシスト自転車やルンバなどのバッテリー/ネスプレッソのコーヒーカプセルなど

上記のような、消費者が既に本体を購入している商品の「交換品」は値引きしなくても売れるので、値崩れしにくい商品です。今から購入準備しておいてもよいでしょう。

また、下記の商品も、増税前に行われるプロモーションで値引きされる機会があれば、購入を検討するのも手です。一定の需要があるため、プロモーションで一時的に値引きされることはあっても大幅に値崩れするとは考えにくいからです。

墓石・仏壇/高級なパールのネックレス/喪服/ランドセル・学習机/五月人形/呉服/長袖のワイシャツ/ガステーブル/電動アシスト自転車/塩・砂糖/非常食

【3】値下がりする、または値引きされることが多く、消費税増税分がそのまま値上がりするとは限らないもの

衣類/米や水などの食品・飲料/洗剤・トイレットペーパーなどの日用品──といった値段が崩れやすいものは、先に買い込む必要性は低いでしょう。増税後にも値下げやセールが行われ、増税分以上にお得に買える可能性があるからです。

以上、消費増税までに検討すべきことはたくさんありますが、住宅、自動車、家電など金額が大きな買い物ほどじっくりと時間をかけて比較検討をすべきでしょう。