利回り3.8% ハワイ積立って何?定期預金の利息の約300倍増える

写真はイメージ(写真:アフロ)

「ハワイ積立」とは、目的地を米国ハワイ州に限定し、旅行積立プランのサービス額を特別に設定したプランのこと。

「旅行積立」に関しては、「利回り3%も おトクな「旅行積立」でお金を殖やす」の回で解説をしていますが、旅行会社や航空会社などが扱うサービスのことです。

毎月決まった額を積み立てていくと、満期時に一定額が上乗せされ、積み立てた額以上を旅行券で受け取れるのが基本的な仕組みになります。旅行券は発行する会社の国内外のパッケージツアーや航空券などの支払いに使うことができます。

積み立て方法は毎月払いの他に、最初にまとまった資金を一括で払い、満期まで待つ方法もあります。支払い方法は銀行口座からの自動引き落としとするのが一般的だが、クレジットカードで支払える場合もあります。

旅行積立の利回りは3%前後ですが、目的地を限定すれば、さらに上乗せ分は増えます。ANA旅行積立ハワイ限定プランの場合、利回りは3.8%程度になります。

来年のハワイ旅行に向けた資金の30万円を1年間、銀行の定期預金に預けるか、ハワイ積立にするのか、どれくらい違うのか比較をしてみましょう。

大手銀行の定期預金に1年間預ける場合 

金利は0.01%程度

30万円を預けた場合、1年後の利息分は30円(税引前)。

ANA旅行積立ハワイ限定プランの場合

利回りは3.8%程度

28万9018円を一括で預け入れると、1年間で1万982円の上乗せがあり、満期旅行券額は30万円で戻る。

つまり、定期預金と比べると1万円以上の差が出るということです。定期預金の利息分と比較すると約300倍になるということです。

一括で支払うお金がないという人も多いでしょう。毎月払いにするとどうでしょうか。毎月払いコースの場合、1年後に30万円分の旅行券を受け取ろうとすると、毎月の支払う金額は2万4496円となり、支払額の合計は29万3952円。1年間で6048円の上乗せになります。

目的地を限定しない旅行積立の場合、サービス額率は3%程度とやや落ちますが、選択肢が広がります。また、選択肢が多い旅行会社よりも航空会社が設定する旅行積立の方がサービス額率は高めです。目的地や航空会社などを決めうちしている人にとっては魅力的になります。

目的地を限定するプランは他にも「クルーズ積立」などを旅行会社が期間限定で出すこともあります。「ハワイ積立」に関しても旅行会社も期間限定で出していることもあるのでチェックをしておくとよいでしょう。

ハワイ積立の場合も基本的に旅行積立の注意点と同じです。

万一、旅行会社などが破綻した場合は全額が戻らない恐れがあります。法律上、積立金は公的機関へ供託することを義務づけられていますが、その範囲は2分の1になります。

旅行積み立てを途中で解約した場合は現金ではなく旅行券の形で戻ってくるのが一般的です。1年未満での中途解約では、上乗せ部分がなくなることもあるので、場合によっては元本割れが出る可能性もあります。旅行券は1000円単位であることも多く、端数は切り捨てられるからです。

その他、旅行は計画的に行う必要があります。

1)満期は出発日の3か月前を目安に

満期については、旅行出発日の遅くとも3か月前に設定をしたいです。積み立ては旅行券として支給されるので、ツアーなどは自ら申し込まなければならないことが多いからです。

2)旅行券が使える商品を確認

旅行券などが使える旅行商品は会社によって異なるので、よく確認する必要があります。自社系列で主催するツアーは利用できるが、他社主催のツアーを扱っているかどうかを確認しておかないと、選択できる旅行商品が限られてしまうケースもあります。また、目的地を限定している場合は、より利用できる範囲が狭くなるので要注意です。

3)旅行券の期限にも注意

旅行券が使える期限が決まっている会社もあるので利用できる期限を事前に確認しましょう。

旅行積立は利用できればおトクですが、きちんと使えるのか出口までしっかり考えて利用をしましょう。上手に使いこなすには、定期的に家族会議をして、旅行の計画を早めに立てるということが挙げられます。