岩手に津波注意報:不安がっている人に安全安心を
■岩手に津波注意報=最大1メートル―東北4県で震度4
各メディアでの報道が続いています。10センチほどの津波も観測されています。今、久慈港で20センチの津波も観測されたというニュースも入りました。
「津波は通常の波と違ってエネルギーを持っています。低い津波でも、足をさらわれることがあります。強い力で人や物を押し流します。海岸には近づかないでください。津波は繰り返し押し寄せます。第二波の方が大きくなることもあります。津波は上昇中です。」
テレビでは緊張した声で、情報が繰り返し流されています。
避難指示、避難勧告も出ています。
避難指示>避難勧告です(避難せよ:避難勧告・避難指示・避難命令:私達の命を守るために)。
■安全・安心
東日本大震災を経験された岩手のみなさんは、津波の恐ろしさを十分にご存知でしょう。それでも「油断せず安全確保」です。寒い中での避難をされる方は、寒い中で避難をされるかたは、どうぞお気を付けて。津波は恐ろしいですが、避難で風邪をひいたり、ケガをされては困ります。
私も、住民の1割の方がお亡くなりになった陸前高田の人からお聞きしました。悲しい思いをたくさんしたから、もうケガをする人や、救急車で運ばれる人を見たくないと。
どうぞ、くれぐれもお気を付けて。
他地域で心がざわつき不安を感じている人もいらっしゃるかと思います。東日本大震災の報道でも、日本中で「共感疲労」のために体調を崩される方がいました。強く不安を感じている、体の不調を感じている方なら、テレビを消しても良いと思います。ニュースを見ないことは、冷たいことでも、悪いことではありません。
<災害報道を見ているあなたへ:災害ストレス・共感疲労に負けない方法>
特に子どもは、地理的感覚や時間の感覚が大人とは違います。実際には危険がないのに、この雰囲気の中で、不安がっている子もいるでしょう。
安全な場所にいる子には、「ここ」は大丈夫。「今」は大丈夫と伝えてください。
親がまず落ち着くこと。そしてその安心を子どもに伝えてください。