エンジェルスのレンドーンが離脱!? 股関節を痛める。過去3年の開幕戦はいずれも先発出場
アンソニー・レンドーン(ロサンゼルス・エンジェルス)は、3月3日に股関節を痛めたらしい。いずれもエンジェルスのビート・ライターである、オレンジ・カウンティ・レジスターのジェフ・フレッチャー、MLB.comのレット・ボーリンジャー、ジ・アスレティックのサム・ブラムが、一斉に報じている。
近年のレンドーンは、怪我が多い。2016~19年はワシントン・ナショナルズで4シーズン続けて135試合以上に出場し、短縮シーズンの2020年もエンジェルスの60試合中52試合でプレーしたものの、2021年以降は――レンドーンだけは短縮シーズンが継続しているかのように――3シーズンとも出場60試合未満にとどまっている。
もっとも、今回の怪我は深刻なものではなく、3月7日の試合には出場したいと考えている、という。ちなみに、過去3シーズンとも、レンドーンは、三塁手として開幕戦のスターティング・ラインナップに名を連ねている。打順は、4番、3番、4番だ。
2021~23年の3シーズンは、計148試合で13本塁打と29二塁打、出塁率.338とOPS.701に終わっている。ただ、その前の4シーズン、2017~20年は素晴らしかった。各シーズンのホームランは25本→24本→34本→9本、二塁打は41本→44本→44本→11本、出塁率は.403→.374→.412→.418、OPSは.937→.909→1.010→.915だ。計92本塁打と計140二塁打は、このスパンの35位と4位。出塁率.399とOPS.949は、1500打席以上の138人中、4位と5位に位置した。
6月初旬に34歳の誕生日を迎えるが、健康さえ維持できれば――それが最も高いハードルになっている気がするものの――4年前までのようなパフォーマンスとはいかずとも、復活の可能性は皆無ではない。パワーはともかく、選球眼は健在だ。昨年は、183打席に立ち、四球率13.7%と出塁率.361を記録した。
なお、レンドーンが不在の場合は、ルイス・レンヒーフォとブランドン・ドゥルーリーのどちらかが三塁、もう一方は二塁、というパターンが多くなりそうだ。他には、マイケル・ステファニックとマイナーリーグ契約の3人、ミゲル・サノー、ハンター・ドージャー、エイレイ・アドリアンザも、三塁を守ることができる。
サノーについては、こちらで書いた。