大谷が1試合目にホームランを打った一方、トラウトはここまで3試合で6打数0安打だが…
2月27日、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は、今春初出場のエキシビション・ゲームで、3打席目にホームランを打った。
一方、昨年まで大谷とともにプレーしていたマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)は、同じ日の別の試合で2打数0安打。その前の2試合も2打数0安打なので、ここまでは6打数0安打だ。
ただ、3試合目の1打席目に、トラウトは、かつてのチームメイトであるジャンソン・ジャンク(ミルウォーキー・ブルワーズ)の投球を、右中間へ弾き返した。結果は犠牲フライだが、ライトのサル・フレリックによるダイビング・キャッチがなければ、フェンスに直撃するか、ワンバウンドでぶつかり、長打になっていたはずだ。
ジャンクは、2021~22年にエンジェルスで7試合に登板した。2021年の夏に、アンドルー・ヒーニー(現テキサス・レンジャーズ)の交換要員の一人として、ニューヨーク・ヤンキースからエンジェルスへ移り、翌年の秋、今度はハンター・レンフロー(現カンザスシティ・ロイヤルズ)の交換要員の一人として、エンジェルスからブルワーズへ移籍した。
ここまでの3試合とも、トラウトは、センターを守っている。怪我に見舞われることなく、開幕を迎えることさえできれば、エキシビション・ゲームのスタッツを気にする必要は――ここからも上向かなかったとしても――ないだろう。
なお、いずれの試合も、トラウトの打順は3番で、その前の2番はノーラン・シャヌエルだった。彼らの打順は、レギュラーシーズンでも同じだと思われる。
昨年のドラフトで全体11位指名を受けたシャヌエルは、マイナーリーグの22試合とメジャーリーグの29試合に出場し、ホームランは各1本ながら、出塁率.505と.402を記録した。今年、新人王を受賞する可能性もある。
トラウトの後ろの4番は、1試合目がマイケル・ステファニック、2試合目がアンソニー・レンドーン、3試合目はブランドン・ドゥルーリーだった(トラウトの出場試合のみ)。
4番の筆頭候補は、健康であれば、レンドーンではないだろうか。ドゥルーリーは、過去2シーズンとも、25本以上のホームランと30本以上の二塁打を打っているものの、出塁率は低い。2022年が.320、2023年は.306だ。
大谷については、こちらで書いた。