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大谷翔平は過去のスプリング・トレーニングでも打っているのか。今春の初本塁打は元チームメイトから

宇根夏樹ベースボール・ライター
大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)Feb 27, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 2月27日、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は、「2番・DH」として、今春初めてエキシビション・ゲームに出場した。

 1打席目の見逃し三振と2打席目の二塁ゴロ(併殺打)に続き、大谷は、3打席目にレフトへホームランを打った。対戦したシカゴ・ホワイトソックスの投手は、3打席とも異なる。左腕のギャレット・クローシェイと右腕の2人、ジャスティン・アンダーソンドミニク・リーオンだ。

 アンダーソンとリーオンは、どちらも、大谷とチームメイトだった。アンダーソンは、2018~19年にエンジェルスで111登板。メジャーリーグで投げたのは、この2シーズンだけだ。リーオンは、昨年、ニューヨーク・メッツ、エンジェルス、シアトル・マリナーズの3チームで投げた。2人とも、マイナーリーグ契約のノン・ロースター・インバイティ(キャンプ招待)として、今年のスプリング・トレーニングに参加している。

 また、対戦はなかったが、アンダーソンとリーオンの間に投げたジェシー・チャベスも、大谷の元チームメイトだ。2022年の夏に、エンジェルスで投げた。それぞれ、捕手と三塁手として先発出場のマックス・スタッシマイク・ムスタカスも、エンジェルスで大谷とともにプレーした。

 クローシェイについては、こちらで書いた。

「大谷翔平が今春初打席で対戦予定の投手は、次代のエース候補。クリス・セールと同じ道を歩んできて…」

 大谷がエキシビション・ゲームで打ったホームランは、これが通算9本目だ。2021年と2022年に、5本塁打と3本塁打を記録している。

筆者作成
筆者作成

 これまでの8本塁打のうち、2本目と3本目と8本目の相手は、後に大谷とチームメイトになった。

 2021年3月15日に2打席続けて大谷にホームランを喫したマイケル・ロレンゼン当時フィラデルフィア・フィリーズ当時シンシナティ・レッズ/現FA)は、2022年にエンジェルスで投げた。2022年4月3日の試合で大谷にホームランを打たれたのは、現チームメイトのウォーカー・ビューラーだ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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