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エンジェルスの新監督が早速コーチ陣を組閣!? 退団するのはホワイトソックスへ移った3人だけでなく…

宇根夏樹ベースボール・ライター
ロン・ワシントン(左)とエリック・ヤングSr. May 15, 2023(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 来シーズン、ロン・ワシントンは、ロサンゼルス・エンジェルスで采配を振る。11月8日、エンジェルスは、ワシントンの監督就任を発表した。

 USAトゥディのボブ・ナイテンゲールによると、ワシントン監督とエンジェルスは、コーチング・スタッフについて話し合っていて、打撃コーチにチリ・デービス、一塁コーチにトリ・ハンター、三塁コーチにエリック・ヤングSr.、ベンチ・コーチにクリント・ハードル、内野コーチにライアン・ゴーインズ、という計画が出ているという。

 実際にそうなるかどうかは不明ながら、この人選は、ワシントン監督とエンジェルスの意向がミックスされているように見える。

 ハードルとワシントンは、監督とコーチの間柄だったことが2度ある。1992年にニューヨーク・メッツ傘下のAAAで監督と打撃コーチ、2010年はテキサス・レンジャーズで打撃コーチと監督だ。1度目と2度目は、役割が入れ替わっている。

 ちなみに、ハードルは、コロラド・ロッキーズ(2002~09年)とピッツバーグ・パイレーツ(2011~19年)で監督を務め、どちらにおいても、ポストシーズン進出を果たしている。2013年は最優秀監督に選出。ワシントンは、この賞を受賞したことがない。

 また、ワシントンは、今シーズンが終わるまで、アトランタ・ブレーブスで三塁コーチを務めていた。ヤングSr.は、現在も――現時点では――ブレーブスの一塁コーチだ。ゴーインズは、2021~22年にブレーブス傘下のAAAでプレーした。今シーズンは、カンザスシティ・ロイヤルズに在籍していたが、試合に出場することはなく、先月、Xで引退を表明した。

 あとの2人、デービスとハンターは、元エンジェルスだ。デービスのエンジェルス時代は、1988~90年と1993~96年。ハンターは、2008~11年にエンジェルスでプレーした。

 なお、この5人が揃って就任しても、エンジェルスのコーチング・スタッフには、まだ空きがある。今オフに退団してシカゴ・ホワイトソックスへ移った3人、マーカス・テームズマット・ワイズドルー・ビューテラは、それぞれ、打撃コーチ、投手コーチ、キャッチング・コーチだった。そのうち、埋まるのは打撃コーチだけだ。エンジェルスは、新たなストレングス・コーチとコンディショニング・コーチも必要としている。

 その一方で、名前が浮上している、デービス以外の4人が新たなコーチとなると、現在のコーチング・スタッフのうち、一塁コーチのデーモン・マショア、三塁コーチのビル・ヘイゼルマン、ベンチ・コーチのレイ・モンゴメリー、内野コーチのベンジー・ギルは、退団あるいは異動ということになる。

 コーチ3人のホワイトソックス移籍については、こちらで書いた。

「エンジェルスのコーチ3人が揃って同じ球団へ移籍する。この動きに理由はあるのか」

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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