マリナーズの急降下。前2ヵ月の計38勝15敗から一転し、今月は5勝11敗。ポストシーズン進出は…
今月を迎えた時点で、シアトル・マリナーズは、単独の地区首位に立っていた。6月末までの38勝42敗に対し、そこからの2ヵ月に38勝15敗――7月が17勝9敗、8月は21勝6敗――を記録し、地区4位とワイルドカード・レースの8位から浮上した。後者の8位は、各地区首位の3チームを除く、リーグ12チーム中の順位だ。また、6月末の時点では、地区首位のテキサス・レンジャーズに10ゲーム差をつけられていた。
だが、今月に入ってからは、勢いが止まっただけでなく、急降下している。9月17日までの16試合で、5勝11敗だ。地区順位は3位に落ち、ワイルドカード・レースでも、ポストシーズン進出圏外の4位に位置する。
投打のどちらかではなく、今月はいずれも低調。1試合平均の得点と失点は、開幕から8月末までが4.81と4.00、9月1日~17日は4.00と5.00だ。16試合中9試合が3得点以下。6失点以上は11試合を数える。
もっとも、2年連続ポストシーズン進出の可能性は潰えておらず、22年ぶりの地区優勝もまだあり得る。ワイルドカード・レースの3位、レンジャーズとの差は1ゲームだ。地区首位のヒューストン・アストロズとも、2.5ゲームしか離れていない。
レギュラーシーズンの残り13試合は、オークランド・アスレティックスと3試合(アウェー)、レンジャーズと3試合(アウェー)、アストロズと3試合(ホーム)に、最後は再び、レンジャーズと4試合(ホーム)だ。
ここまで、アスレティックスには9勝1敗、アストロズにも8勝2敗と大きく勝ち越している。その一方で、レンジャーズには1勝5敗と負け越しているが、5月の1勝2敗と6月の0勝3敗なので、7月以降は顔を合わせていない。