マリナーズが今月急上昇の一方で、ヤンキースとエンジェルスは急降下
シアトル・マリナーズ(ア西地区)は、今月に入ってから、18試合で14勝を挙げている(8月20日時点)。8月1日に黒星を喫した後、翌日から8連勝、3連敗、6連勝だ。連勝と連勝の間の3敗も、10イニングが2試合と9回裏のサヨナラ負けが1試合。3試合とも、紙一重のところで敗れた、という見方もできる。
7月末の時点では、ワイルドカードの3番手、トロント・ブルージェイズ(ア東地区)に3.5ゲーム差をつけられていたが、現在は、0.5ゲーム差ながらブルージェイズを上回り、3番手に位置している。2番手のヒューストン・アストロズ(ア西地区)との差は0.5ゲーム。ア・リーグ西地区の首位にいるテキサス・レンジャーズとも、3ゲームしか離れていない。
一方、マリナーズと並んで7月を終えたニューヨーク・ヤンキース(ア東地区)は、今月最初の●○○こそマリナーズと同じ――この時点では、両チームともシーズン57勝52敗(勝率.523)――だったものの、そこから連勝は一度もなく、12日から8試合続けて負けている。8月の5勝13敗(勝率.278)は、ロサンゼルス・エンジェルス(ア西地区)と同じ。今月の勝率がさらに低いチームは、ナ・リーグを含めても、4勝13敗(勝率.235)のオークランド・アスレティックス(ア西地区)しかない。
また、今月の得失点差は、ヤンキースが-32、エンジェルスは-62だ。両チームは、-48のアスレティックスとともに、こちらでも両リーグ・ワースト3を形成している。
後半の勝敗と勝率、8月1日~20日の勝敗と勝率は、以下のとおり。
ヤンキースは、2017年から6年続けてポストシーズンに進出している。エンジェルスは、2015年から8年続けてポストシーズンへ進めていない。どうやら、ヤンキースのストリークは途切れ、エンジェルスのストリークは続きそうだ。
マリナーズは、昨年、21年ぶりにポストシーズンへたどり着いた。