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7月の月間本塁打ランキング。9本塁打の大谷翔平はア・リーグ最多。両リーグ最多は11本

宇根夏樹ベースボール・ライター
マニー・マチャド(サンディエゴ・パドレス)Jul 22, 2023(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、7月に9本のホームランを打った。この本数は、両リーグで2番目に多く、11本のマニー・マチャド(サンディエゴ・パドレス)に次ぎ、マックス・マンシー(ロサンゼルス・ドジャース)と並ぶ。

 今シーズン、大谷の月間本塁打は、7本、8本、15本、9本。ホームラン1本当たりの打数は、15.6、12.9、6.9、8.7だ。

 7月に7本塁打以上の選手は、以下のとおり。

筆者作成
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 6月末の時点でシーズン20本塁打に達していた9人中、7月に7本以上のホームランを打ったのは、9本の大谷と8本のマット・オルソン(アトランタ・ブレーブス)の2人だ。あとの7人は、ルイス・ロバートJr.(シカゴ・ホワイトソックス)が5本(計29本)、ピート・アロンゾ(ニューヨーク・メッツ)が6本(計30本)、ムーキー・ベッツ(ドジャース)が5本(計27本)、ホルヘ・ソレーア(マイアミ・マーリンズ)が3本(計25本)、カイル・シュワーバー(フィラデルフィア・フィリーズ)が6本(計27本)、ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)が4本(計24本)、アドリス・ガルシア(テキサス・レンジャーズ)は5本(計25本)。大谷もオルソンも、リーグ2位との差を広げている。

 一方、ランダール・グリチック(コロラド・ロッキーズ/エンジェルス)とウィット・メリフィールド(トロント・ブルージェイズ)は、7月に7本のホームランを打ちながら、シーズン全体の本数は二桁に達していない。

 グリチックの月間7本塁打は、自己最多ではない。2020年8月の9本塁打が最も多く、2018年6月と2019年9月は8本塁打を記録している。メリフィールドは、自己最多を更新。2017年8月の6本塁打を上回った。彼らは、メジャーリーグ10年目と8年目。それぞれの通算本塁打とシーズン最多本塁打は、グリチックが184本と2019年の31本、メリフィールドは88本と2017年の19本だ。

 なお、グリチックが7月に打ったホームランのうち、最後の7本目は、エンジェルスへ移った直後だ。7月に8本塁打、シーズン25本塁打のジェイク・バーガーは、8月1日にホワイトソックスからマーリンズへ移籍した。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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