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準決勝・キューバ対アメリカの経過を随時更新。キューバは初回に4者連続出塁ながら1点だけ…〈WBC〉

宇根夏樹ベースボール・ライター
アルフレド・デスパイネ MARCH 15, 2023(写真:CTK Photo/アフロ)

 キューバとアメリカは、準決勝を行っている。勝ったほうが決勝へ進み、3月20日(日本時間21日)に行われるメキシコ対日本の勝者と対戦する。

 1回表、キューバは、先頭打者から内野安打を3本続け、アルフレド・デスパイネの四球により、先制点を挙げた。ただ、そこから、内野ゴロ(本塁封殺)、内野フライ、内野ゴロに討ち取られ、2点目を入れることはできなかった。

 アメリカからすると、先発投手のアダム・ウェインライト(セントルイス・カーディナルス)が、傷口を広げることなく、うまく切り抜けた。ウェインライトについては、「準決勝の先発マウンドに上がるアメリカの投手は、41歳の大ベテラン〈WBC〉」で書いた。

 その裏、アメリカは、1番のムーキー・ベッツ(ロサンゼルス・ドジャース)が二塁打を打ち、3番のポール・ゴールドシュミット(カーディナルス)のホームランで2対1とした。

 キューバの先発投手は、ヨエニス・エリーアス(シカゴ・カブス)だ。昨年12月に、カブスとマイナーリーグ契約を交わした。メジャーリーグでは、2014~19年と2022年の計7シーズンに133登板。ホームランを打たれたゴールドシュミットとは、2016年と2018年に1度ずつ対戦し、どちらも内野ゴロに仕留めていた。ちなみに、マイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)との対戦は、通算14打数3安打ながら、ホームランを2本喫している。

 試合は2回表が終わり、スコアは1対2。

 ここからは、随時、経過をアップしていく。

【追記1】2回裏、前日に逆転グランドスラムのトレイ・ターナー(フィラデルフィア・フィリーズ)が、ソロ本塁打を打ち、リードを2点に広げる。

【追記2】デスパイネは、WBC通算21打点(今年は5打点)。あと2打点を挙げると、歴代トップのフレデリク・セペダに並ぶ。ターナーのホームランは、1次ラウンドのカナダ戦で打ったソロを含め、ここまで3本。韓国の金河成/キム・ハソン(サンディエゴ・パドレス)に並び、今年のWBCでは最も多い。

【追記3】3回裏、アメリカは、1死からシングル・ヒットと死球と四球で満塁とし、ピート・アロンゾ(ニューヨーク・メッツ)のシングル・ヒットで4点目を挙げる。なおも、1死満塁。

【追記4】アロンゾは、初打点。それまでは、11打数1安打だった。

【追記5】アロンゾに続き、ティム・アンダーソン(シカゴ・ホワイトソックス)が犠牲フライ。3回裏を終え、アメリカが4点リード。

【追記6】アメリカの犠牲フライは4本目。最多の日本と並ぶ。他はいずれも2本以下。

【追記7】4回裏、アメリカは、2死走者なしから、カーディナルスでも内野両コーナーを守る、ゴールドシュミットとノーラン・アレナードの四球と三塁打で6点目を挙げる。さらに、ワイルド・ピッチでアレナードも生還。

【追記8】5回表、アメリカの投手は、ウェインライトからマイルズ・マイコラス(カーディナルス)に交代。カーディナルス→カーディナルスだ。ウェインライトの4イニングで失点1(自責点1)は、前回登板のイギリス戦と同じ。どのイニングも走者を背負いながら、初回以外は無失点で切り抜けた点も共通する。

【追記9】5回表、マイコラスは、1人目のヨアン・モンカーダ(ホワイトソックス)に二塁打を打たれ、そこから2者連続奪三振で2死としたものの、シングル・ヒット2本で1点を取られる。このイニングは、被安打も奪三振も3ずつ。イニング終了の三振は、アリエル・マルティネス(北海道日本ハム・ファイターズ)から奪った。

【追記10】5回裏、アメリカは、死球、四球、シングル・ヒットで無死満塁とし、2死からゴールドシュミットがヒットを打ち、2人を生還させる。

【追記11】アメリカの1試合5イニング連続得点は、まだ、最長ではない。過去4度のWBCは調べていないが、今年、イギリスとカナダが対戦した1次ラウンドの試合で、1回裏から6回裏まで、カナダが毎回得点を記録している。この試合は7回コールド。7回裏の攻撃はなかった。

【追記12】6回裏、ターナーが3ラン本塁打。リードを10点に広げる。

【追記13】6回裏、ターナーのホームランに続き、ベッツのシングル・ヒットとトラウトの二塁打で、このイニング4点目。

【追記14】数え間違いがなければ、アメリカの48得点は、日本の47得点を上回り、全チーム最多。46打点は、日本と並んでいる。ただ、アメリカは6試合目。日本は5試合。

【追記15】1度のWBCで4本塁打以上は、2006年の李承燁(5本)とエイドリアン・ベルトレー(4本)、2017年のウラディミール・バレンティン(4本)に続き、ターナーが4人目。また、ターナーは、ここまでに10打点を挙げている。1度のWBCで10打点以上は、吉田正尚(ボストン・レッドソックス)が7人目、ターナーは8人目。

【追記16】アレナードは、5回裏に死球を受け、そこで交代したが、ジ・アスレティックのケン・ローゼンタールによると、X線検査の結果、右手は骨折していないという。

【追記17】8回表を終え、スコアは2対13。アメリカは、決勝進出まで3アウトに近づいている。よほどの動きがない限り、この記事の更新はここまで。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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