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日本とアメリカの対戦が実現するのは、準決勝ではなくて決勝!?〈WBC〉

宇根夏樹ベースボール・ライター
大谷翔平 MARCH 12, 2023(写真:CTK Photo/アフロ)

 MLB.comのなかにある、ワールド・ベースボール・クラシックの公式サイトによると、準決勝の2カードは、こうなっている。すでに、準々決勝でオーストラリアを破ったキューバは、アメリカ対ベネズエラの勝者と対戦する。もう一方の準決勝は、イタリア対日本の勝者とプエルトリコ対メキシコの勝者だ。

 日本が準々決勝で勝った場合、準決勝の対戦相手は、プエルトリコかメキシコということになる。

 これまで、いくつかの報道でも出ていたが、筆者自身も、日本とアメリカが対戦するのは、準決勝だと認識していた。

 東京で行われる準々決勝において、日本は、1次ラウンドで敗退しない限り、通過順位にかかわらず、1試合目ではなく2試合目と決まっていた。一方、アメリカは、マイアミ開催の2試合のうち、こちらも2試合目になることが確定していた。

 また、準決勝のカードは、一方が東京開催の準々決勝1試合目(Q1)の勝者とマイアミ開催1試合目(Q3)の勝者、もう一方は東京開催2試合目(Q2)の勝者とマイアミ開催2試合目(Q4)の勝者とされていた。

 これらのことからすると、日本とアメリカがどちらも準々決勝で勝った場合、Q2の勝者とQ4の勝者として、準決勝で対戦すると読み取れる。

 現在、サイトに掲載されている準決勝のカードも、Q1対Q3とQ2対Q4だ。ただし、東京開催の準々決勝はQ1、Q2の順に行われるが、マイアミ開催の準々決勝は、2試合の順序を入れ替え、Q4、Q3の順序で行うという。

 アメリカが2位通過ではなく、日本と同じ1位通過であれば、Q4に位置していたので、この入れ替えは不要だった。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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