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福岡ソフトバンクとオリックスの優勝ライン。残り試合の勝敗と引き分け、全90パターンはこうなる

宇根夏樹ベースボール・ライター
福岡ソフトバンクがリーグ優勝なら2年ぶり、オリックスの場合は2連覇(写真:イメージマート)

 パ・リーグの1位と2位には、福岡ソフトバンク・ホークスオリックス・バファローズが位置している。9月27日を終え、それぞれの勝率は.540(74勝63敗2分)と.532(74勝65敗2分)。その差は1ゲームだ。他の4球団は、3位以下が確定している。

 福岡ソフトバンクは、すべてアウェーであと4試合を行う。オリックスは、ホームとアウェーで1試合ずつだ。対戦はしない。

 福岡ソフトバンクの4試合は、東北楽天ゴールデンイーグルスと2試合(9月29日、30日)、埼玉西武ライオンズと1試合(10月1日)、千葉ロッテ・マリーンズと1試合(10月2日)。オリックスは、千葉ロッテと1試合(9月30日)、東北楽天と1試合(10月2日)だ。

 両球団の勝敗と引き分けの組み合わせによる、リーグ優勝の行方は、以下のとおり。全90パターン中、福岡ソフトバンクの優勝は68パターン(75.6%)、オリックスの優勝は22パターン(24.4%)を数える。

筆者作成
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 福岡ソフトバンクの「マジック」は3だ。残り4試合で3勝を挙げると、オリックスの結果に関係なく、2年ぶりのリーグ優勝となる。4試合中2勝でも、他の2試合が1敗1引き分け、あるいは2引き分けなら、こちらもリーグ優勝だ。

 一方、オリックスは、残る2試合のどちらも黒星だったとしても、前年に続くリーグ連覇の可能性はゼロではない。福岡ソフトバンクが0勝4敗であれば、両球団は勝率.525(74勝67敗2分)で並ぶ。同じ勝率の場合、パ・リーグでは、両球団が対戦した試合の勝率により、順位が決まる。オリックスは、福岡ソフトバンクに15勝10敗と勝ち越している。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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